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難病指定された子どもたちとの関わりの中で楽しむために、現場で気付いたこと

私は以前、未就学児から小学生を中心に、難病患者として特別な病棟への入院を余儀なくされたお子さんたちに学習支援をしていました。

彼らは、勉強が好きというわけではなかったものの、何かを達成する満足感を得たい気持ちには強いものを持っていました。

しかし、ボランティアでたまに訪れる程度の私には、彼らを満足させることはできませんでした。

子どもたちの好きなこと嫌いなこと

子どもは、勉強が嫌いで、遊びが好きです。大人に遊んでもらい、認めてもらうことで笑顔を見せてくれました。

当時私は、まだ小学校では正規の科目ではなかった外国語教育として、英語を教えていました。

教材選びに頭を悩ませるなかで見つけた、CDで歌ったり踊ったりしながらリズムに乗る学習、つまりお遊戯が、やはり子どもは好きなんだなと思い知らされました。

子どもたちに必要なこと

学習の遅れを取り戻すことのできる、プロの指導員が必要です。ボランティアである僕たちは、たまの訪問だけなので継続的に彼らの学習を見てあげることはできません。

さらに、ほめてあげる人、悩みを継続的に聞いてあげられる両親に代わる人も必要です。疾病の種類によっては、自分の両親とすら、いつも一緒にいることができない患者さんもいました。

子どもたちに助成してほしいこと

指導員を適正な人件費で雇用することのできる雇用システム、人件費の予算充実が優秀な人材の確保を達成し、子どもたちの満足につながります。さらに、昨今多くの小学校などでも取り入れているタブレットによる授業にも対応できるよう、1人1台のタブレットまたはノートパソコン、そしてそのようなガジェットを使用して指導ができる指導員も必要です。子どもたちに学校と同じ環境で継続的に学習を指導する必要があります。

心のケアを継続しながら遊びと学習の両面をサポートできる専門の指導員を正規の職員として雇用することが重要です。

人材面に加えて教材においても、体力のない難病患者の児童でも楽しめるマテリアルを、指導員が試行錯誤しながら選択できる潤沢な予算をかけなければなりません。

さらに現在の教育事情を踏まえ、タブレット授業やPCを活用した授業も、それらの操作に熟達した指導員のもとに行う必要があるでしょう。

子どもの難病助成、14疾患追加へ

via:YOMIURI ONLINE

http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201412/3.html#anc02

via:政府広報オンライン

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