山口県宇部市で、障害者就労ネットワーク会議主催の事業所製品展示即売会が11月22日、障害者支援施設「セルプ」駐車場などで開催された。
就労継続支援B型に行く人を減らして企業就職をさせる。
福祉にかける費用を減らして納税者を増やすという国の考え。
障害者雇用をしろと言われてもどうしたらいいのか困っている企業も多いそうだ。
障害者が就職するだけでなく、定着するために企業への教育も大事だよね。— たまご (@tmg0505) December 2, 2016
同会議は、福祉サービス事業所や企業、行政などで構成され、毎月「就労支援」「移行支援」「継続支援」を目的としたワーキングチームを開いている。さらに、就労先の開拓や職場定着の支援なども行っている。
障害者が主に就労する作業所で作成、生産した商品を、イベントなどで展示即売する様子は、地元でもたびたび見かける。
それらの商品は、大規模小売店やドラッグストアの食品売り場に並んでいるものより価格が高いことが多い。しかし、新鮮な果物を存分に使ったジャムやジュース、添加物を抑えた手作りパンなどを食べると、素材の味や香りがそのまま残っていて、とても美味しいし清々しい。
今回の展示即売会でも、パン、ジャムの他に野菜や手芸品なども多く出品され、近隣の住民が大勢押し寄せ、われ先にと買っていったらしい。
さらに、ウォーターアートパフォーマーの堀川玄太さんが霧吹きや掃除道具などを使って地面に水を吹きかけ絵を描くと、来場者からは大きな拍手が送られた。
画像引用:福祉新聞
この展示即売会は市内のさまざまなイベントで開催され、9〜11月はほぼ毎週末に行われていた。
同会議について谷寛子・市健康福祉部障害福祉課長は「活動はすべて事業所中心に行われており、行政とも良いパートナーシップを築いている。特に共同受注事業は、窓口担当の『セルプ岡の辻』がうまく各事業所に割り振ってくれるので助かっている」と話す。
郊外の大型ショッピングセンターなどは駐車場も広く、週末に様々なイベントを開いて家族ごと集客する手法がよく用いられている。
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出かけることの多い近所のショッピングモールにも、障害者が頑張って働いているはずだ。しかし、どの店舗に行っても、まだ障害者と思われる方を見たことはない。
それくらい、障害者にも仕事はできるし、健常者と見分けがつかないくらい仕事に対して誠実に取り組んでいるということだ。
via:福祉新聞