昨今はHIVの理解が進み、差別的なことはほとんどないとわたしは思っていました。
しかし、いまだに差別的な環境にさらされ苦境に立たされている方が大勢いらっしゃることは知っていましたか?

わたしは知りませんでした。

ぷれいす東京の代表生島嗣氏によると

「実は、HIVに対して最も差別的なのは、医療と福祉の現場です。統計では、HIV陽性者の勤務先業種の割合は「医療・福祉」が14%でトップなのですが、差別的な環境の中で労働者としても患者としても、苦境に立たされている方が大勢います」

とコメントを掲載しています。

そもそもエイズ・HIVの違いはHIVに感染した人を「HIV感染者」、感染後に免疫が落ちて機能しなくなり発症した方を「エイズ患者」と呼びます。

おもな感染経路は

  • 性的感染
  • 血液感染
  • 母子感染

の3つであり、感染者と普通に暮らしていてもまず感染することはありません。

なぜ医療施設で受け入れ拒否が発生するのでしょうか?

生島氏によると

すっかり改善されたようですが、かつてはそうした病院でも、感染症科以外の診療科では、診療拒否がありました。 HIV感染者もいろいろな病気になり、いろいろな科を受診しなければならないわけですが、同じ病院内でも断られていたのです。今は普通に診てもらえるようになりましたが、かつては医師もナースもためらいや恐怖心があったようですね

と話します。
以前は病院でも受け入れ拒否などがあったが、今は普通に見てもらえるようです。

しかし問題になっている医療現場もあるようです。

特に問題になっているのが、歯科診療と透析治療の現場だ。

そもそも医療現場ではスタンダードプリコーション(標準感染予防策)というのをとります。
このスタンダードプリコーションは感染症の有無にかかわらずすべての患者に対して行う予防措置になります。

しかし、残念ながら歯科分野にはこのスタンダードプリコーションはうまく浸透していないようです。
以前発表された厚生省研究班の調査では「歯科医院の7割が歯を削る器具を使いまわしている」と発表されています。

また、歯科医師自体の知識不足という問題もあります。
なぜ知識不足が起こるのかというと、そもそも「医師」と「歯科医師」では知識として学ぶ部分が違います。

基本科目である

  • 解剖学
  • 生理学
  • 病理学

などは同じように学びますが、臨床科目では歯科医師は

  • 歯科保存学
  • 歯科補綴学
  • 歯周病学
  • 口腔外科学
  • 歯科矯正学

などの専門的な科目を学びます。
わたしはこのことが「スタンダードプリコーション」が浸透していない一つの要因ではないかと思います。

もちろん今では多くの歯科医院で「スタンダードプリコーション」は取られていますがすべてではありません。

透析治療では、日本透析医学界が「HIV感染患者透析医療ガイドライン」を発行しているがそれでも受け入れを拒むところが多いようです。

HIV感染患者透析医療ガイドラインはこちらから確認することができます。
http://www.jsdt.or.jp/info/1084.html

また医療現場だけでなく実はサッカー選手でも契約を打ち切られた選手もいます。

カメルーン代表FWサミュエル・エンレンド選手です。

原因はHIVウイルスに感染していたことが発覚したため労働許可証の許可が取得できなかったということ。
わずか契約4日で解雇となりました。

まだまだ日本においてもHIV・エイズ患者への理解もされていませんが、世界規模でも同様に理解が進んでいないように感じます。
わたしは今後、HIV・エイズ患者への理解が進んで共生社会が成り立つことを切に願っています。

 

器具使い回しの実態を公表した歯科医 医師会から圧力も│NEWSポストセブン「NEWS ポストセブン」は小学館が発行する「週刊ポスト」「女性セブン」「SAPIO」「マネーポスト」4誌を統合したニュースサイトです。各誌の最新記事・コラム等をネット用に再編集し、掲載するほか他のニュースサイトにも配信…www.news-postseven.com

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現役代表FWがHIV(エイズ)に感染、契約から4日で解雇されるカメルーン代表経験を持つ若手ストライカー、HIV感染が発覚qoly.jp

via:Qoly

ヒト免疫不全ウイルス – Wikipediaja.wikipedia.org

via:Wikipedia

後天性免疫不全症候群 – Wikipediaja.wikipedia.org

via:Wikipedia

歯科医師を目指す方のために|歯科医師のみなさま|日本歯科医師会www.jda.or.jp

via:日本歯科医師会