先日、毎年恒例のユーキャン新語・流行語大賞が発表されました。個人的には圧倒的に「ポケモンGO」か「PPAP」だと思っていただけに、広島東洋カープの【神ってる】が年間大賞を受賞したのには驚きました。というか、正直「神ってる」知りませんでした。
その他にも「ゲス不倫」や「トランプ現象」など記憶にも新しいフレーズがノミネートされていましたが、【保育園落ちた日本死ね】もノミネート。
国政関連で唯一選ばれたのは、1人の母親が匿名ブログで待機児童問題への強い不満を訴えた「保育園落ちた日本死ね」。国会で、安倍晋三首相を追及した民進党の山尾志桜里衆院議員(42)が表彰され、「年の締めにもう1度スポットライトが当たり、うれしい」。
ネット上でも度々シェアされまくっており、強烈なインパクトを残した1人の母親の言葉【保育園落ちた日本死ね】。選考委員会が”大きな社会問題を現出させた”と語っているように、確かにこの言葉が国会でも取り上げられるなど、政府はあらためて待機児童対策に向き合わざるを得なくなりました。そういった点では、この母親の心の内が多くの待機児童に悩む母親を動かしました。不満をもっていてもなかなか個人が制度をどうこうできるものではありません。
今回どれだけ多くの母親が「日本死ね」と思っていたかが浮き彫りになりました。
が、「日本死ね」が流行語になる日本がんばれ(笑)と思ったのは私だけではないはず…と思っていたらやっぱりそうでした。
「日本死ね」が流行語大賞に選ばれたのかよ…オレは親に「死ねとか絶対に言うな!」と教えられたし、自分の子供たちにも絶対に死ねなんて言うなと教えているのに…
— Katsu (@katsu0711) December 1, 2016
「保育園落ちた日本死ね」
こんなものを入賞させた時点で「ユーキャンの流行語大賞」はもう終わりでいいだろう。来年からは別の流行語大賞をネット主催でやればよい。
— tadataru (@tadataru) December 1, 2016
(´・ω・`)oO(『保育園落ちた日本死ね』が流行語。。しかもこんな汚い言葉に国会議員が満面の笑みで登壇、授与って。なんだか日本人としても親としても僕はとても悲しい気持ちになりました。きっともっと選ばれるべき言葉や、神ってる流行あったよね。。
皆さんは如何ですか?#流行語大賞— つるの剛士 (@takeshi_tsuruno) December 1, 2016
国会議員が「日本死ね」か。国会議員ってのは、そんな言葉が吐かれたら「いいや、日本は死なない。私が死なせない。私はその為に力を尽くす」って言い返すような仕事なんじゃないのか?それを、満面の笑顔で登壇ってなあ。
— 四式戦闘機 (@ki84type4) December 2, 2016
流行語に現れる日本社会の関心傾向。来年はどのような言葉がノミネートされるのでしょうか。「ゲス」「死ね」を超える言葉が受賞しないような日本になるといいものです。
via:日刊スポーツ