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女子マネージャーも甲子園に立てる!聖地の球場で活躍する首藤さんの想い

高校野球の憧れの聖地、阪神甲子園球場。春のセンバツ大会、夏の全国高校野球大会と年に2回甲子園で高校球児の熱い野球が開かれる。

大会が始まる4日目前ぐらいに代表校はわずか30分しかない甲子園球場での練習をして、選手たちは球場の広さや雰囲気、感覚を慣らしたりする。

今年話題になったのが夏の全国高校野球の練習に大分高校の女子マネージャーが参加して途中で静止された事である。

プロ野球では始球式で女子タレントがマウンドに立ったり、ボールガールとして審判にボールを届けるのをテレビで見るが、高校野球では女性がグラウンドに立てない理由をご存知だろうか?

地方予選では女子マネージャーがグラウンドに練習に参加できる。甲子園は聖地とも言われていて男性しか入れないというルール…というかしきたりがあるらしいのだ。

8月2日大分高校の甲子園練習が始まった。監督のノックにボールを渡しているのはマネージャーの首藤桃奈さんである。

画像引用:静岡新聞SBS

大分は中高一貫教育で、首藤さんはクラシックバレエを専門としてきたが、中学校の卒業式で答辞を読んだ際、「私がマネジャーになって甲子園に連れて行きます!」と宣言した。クラシックバレエの道を断念し、野球部のマネジャーに就任。1年夏に初出場を果たし、3年生になった今年、再び聖地へ戻ってきた。

普通に見える練習風景だったが、途中で大会関係者が制止されて首藤さんは男性部員に交代させられてしまう。

高校野球の手引きには練習に男女を分けるとは記載されていなかったため、大分高校の廣瀬部長はユニフォームだけ着用していれば女子も参加できると思い、首藤さんを練習に参加させた。

大会規定では危険防止のため、グラウンドに立つのは男子のみと明記されている。甲子園練習も準じる形になるが、手引きには男女の明記がなく、ジャージーでの参加は禁止、ユニホーム着用とだけ書かれていた。そのため廣瀬茂部長は「私が勘違いしていました。彼女は一生懸命頑張ってきたので、グラウンドに立たせてあげようと思って…。本当に申し訳ありません」と女子マネジャー・首藤桃奈さん(3年)のユニホームを新調し、甲子園練習に練習補助員として参加させた。

この光景に疑問も持った方からは次のように賛否両論が飛び合っていた。

ぼくも「制止させられた首藤さんが可哀想だな…」と思った。

首藤さんも制止させられた後のインタビューでこのように語っている。

「やっぱりダメなんだと思いました。いつもやってるんですけど、甲子園ということで緊張して手が震えました」と言う。

世間からはやはり「女子も参加させてほしい!!」「可哀想だ!!」という意見が多かったためか、高野連は監督経験のある人や大会関係者の方の意見を聞き、11月25日の理事会で早くにも来年春のセンバツ大会から女子マネージャーの練習参加を認めると決めた。

https://twitter.com/aa1255/status/803289844801671168

発表によるとヘルメット着用、ユニフォームではなく学校の体操服、ジャージを着用とし人工芝部分での活動を認めることとなっている。昨夏の甲子園で大分高校(大分県)の女子マネージャーがノック時のボール渡しを行い物議を醸していたが今回の規則改定でもノック時のボール渡しは人工芝部分ではないため禁止となっている。現在の甲子園球場で人工芝部分はファールゾーンの一部となっており練習時に行われる活動としてはタイムキーパー、用具整理などが挙げられる。竹中事務局長は「女子部員に活動の場を作るということで安全対策を練りこのような形になりました」と説明した。

首藤さんの頑張っている練習の姿が高校野球のルールを変えてくれた。他にもたくさんの女子マネージャーが甲子園を目指して頑張っている。

このルール改定は首藤さんもきっと嬉しいと喜んでいるだろう。彼女の甲子園練習で頑張っている姿が高校野球のルールを変えてくれた野球の女神になった。

http://www.daily.co.jp/baseball/2016/08/02/0009345759.shtml

via:デイリー

http://clipee.net/25374

via:clipee

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