発達障害についてもっと知ってもらえたら…。そんな思いから4コマ漫画と共に具体的なエピソードを紹介する「発達障害の日常マンガ」シリーズ。
皆さんはアニマルセラピーを知っていますか?犬や猫などの動物と触れ合うことで心身を健康にする方法のことです。最近はアニマルセラピーとしてさまざまな施設や職場などでも犬や猫が一緒に過ごしています。
今回は発達障害を持っている人が動物たちと過ごすことで生まれる意外な効果について紹介していきたいと思います。
新しいストーリーと共に「大変だけど楽しい」発達障害者の生活を身近に感じてみてください。
健康なのは誰のおかげ?




ペットと一緒に過ごすメリット
私は中学生の頃に発達障害と診断されてからペットを飼うと良いと勧められる機会がよくありました。もともと動物が好きだった私は大人になりようやく猫と犬を飼うことに!
そんな私が感じたペットを飼うメリットを紹介していきたいと思います!
①コミュニケーション能力を鍛えられる
ペットは言葉を話すことはありません。そのため「何を考えているのかな?」「何をして欲しいのかな?」と想像しながら話すことが求められます。
発達障害の特徴に人の気持ちを想像することが苦手というものがありますが、ペットと生活することで気持ちを想像する力を鍛えることができます。これがコミュニケーション能力を上昇させてくれるのです!
その他にも話題作りや自分のことを話すのは苦手と感じる人がいると思います。私もそう感じることが多いのですが、それでもペットの話なら話すことができます。写真を見せたり、ペットがいるからこそ起きるハプニングを話たりと一緒にいるからこその話題もたくさんあります。

②時間の感覚をつかめるようになる
これは私がペットと過ごすようになって一番感じたことです。ペットのお世話をしていると時計を確認することが多くあります。まずはご飯の時間です。できるだけ同じ時間にご飯をあげなければならないため、積極的に時計を見るようになります。
また、発達障害の特徴で過集中してしまうというものがあります。午前中から家で作業をして気がついたら夕方になっていた!という経験が私にも何度かあります。お昼ご飯や水分補給も忘れて作業をしてしまい、体調を崩す原因にもなっていました。
しかしペットが家にいると私に甘えてきたり、お水やご飯を催促したりと過集中にならないよう、適度に作業を中断させてくれます。猫が「にゃーん」と私の目の前に来ると作業を止めてついつい話しかけてしまいます。ですが、そのおかげで「水飲まなきゃ!」「今何時だろう?」と小休憩をさせてくれるきっかけになるのです!

③外出の機会が増える
犬を飼っていると外出の機会がとても増えます。まずは、散歩。まれに散歩が好きではない犬もいますが大抵の場合、毎日一回以上は散歩に出かける必要があります。散歩に出かけると犬好きな通行人の方が話しかけてくださることもあり、会話が苦手な私でも飼い犬についての会話はとても楽しくできます。
そして、病院。一年に一回は狂犬病の注射を受けなければなりません。病院では大変なこともありますが、可愛い犬や珍しい犬種に会える楽しい時間でもあります。
最後にイベントへの参加。犬のためのイベントや犬と一緒に泊まれるホテル、犬の里帰りなど犬がいるからこそ行ける場所がたくさんあります。一緒の生活に慣れてきたらぜひ愛犬と遠くへ出かけてみてはいかがでしょうか?
発達障害があると外での刺激の多さに引きこもりがちになってしまうこともあります。一方で程よい外出は精神的な安定に繋がります。散歩を毎日することで心も体も健康に!

まとめ
コミュニケーション能力を鍛えたり、時間の感覚を掴めるようになったり、外出の機会が増える他にもペットたちはたくさんの癒しを与えてくれます。その魅力が今回少しでも伝わればいいなと思い記事を書かせていただきました!
けれども注意しなければならないこともあります。お世話だったり、しつけだったりと発達障害があるからこそ難しいと感じることも多くあるかもしれません…。また、犬と猫どちらを飼った方が良いんだろう…?と思う人もいるでしょう。
次回はそんな注意点やその解決法について紹介していきたいと思います!
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