毎朝が自分との勝負
ざっくり
現状の働き方と気持ちの揺れ
僕は今、就労継続支援B型の「ひふみよベース天文館」を在宅利用中心で利用しています。配分は在宅4日、通所1日。本当はもう少し通所を増やしたい気持ちもあるけれど、今の自分は「気持ちはあるのに行動が伴わない」ことも多く、この割合に落ち着いています。最近は外出頻度が増え、考えを改めて思ったことは、家ですることが多くて外に出る時間がもったいないと思ってしまうことです。外出したり人と交わることは好きで、気分転換にはなりますがそれ以前に僕には取り組みたいことがあって時間がもったいないと思ってしまっています。
在宅作業の魅力と小さな誘惑
在宅中心の作業は、便利さと通所よりも自由さが魅力な反面、常に自制心が求められます。作業中は集中できているつもりでも、その前後の生活リズムは日によってバラバラです。安定したペースを作れず、どうすれば波を減らせるのか今まさに試行錯誤中です。在宅の日は、自分のパソコンなので手を伸ばせばすぐそこに娯楽があります。YouTubeなどSNS、ゲーム機もすぐに起動できる距離にあります。僕にとってはこの小さな誘惑と毎日戦っています。少し前までの僕は「作業をこなすこと」だけが頭の中を占めていました。朝起きるとすぐにパソコンを立ち上げ、軽くネットサーフィンをしてから作業に入っていました。朝ごはんはほとんど親任せで、作業そのものはこなせていても、生活全体で見ればまだまだだらしなく、本当の意味で自立できていない大人だったと思います。
将来を見据えて変わった意識
そんな僕の意識が変わったのは、自分の気持ちに少し区切りがついたのと、将来のことを真剣に考え始めたからです。「自分の力で生活していきたい」という気持ちが強くなり、作業以外の時間にも目を向けるようになりました。最近は四六時中ブルーライトを浴びている自分に気づき、デジタルデトックスや健康管理を意識するようになりました。その中で今は特に大事にしているのが、朝起きてから作業を始める10時までの過ごし方です。毎日必ず全て守れているわけではありません。でも「意識するかしないか」で、その日の調子は大きく変わります。だからこそ今後も目標として掲げ続けたいです。
作業と生活のバランス
最近までは作業しかしていなかったですが、生活のバランスも考えたことで改めて生活する大変さと作業のバランスが今の僕にとっては大変だなと感じることが多くなりました。僕にとってはまだ買い物や洗濯などなど知識から実践に至るまで色んなことが不足していると自分では思っています。手伝い程度で経験はしてきているもののそれを自分の生活に定期的に取り入れられて来ていないので色んな時間の使い方や気力、習慣の不安定さはあります。最近までは週5日在宅、週一通所と取り組んできましたが自分の力でなるべく生活できるようになるために、休みや半日作業を取り入れてここの時間を使って家事の練習をしたり色んなことに挑戦する時間を作ろうと取り組んでいます。今始めたことも多いので継続して成果を出せるようにしたいです。
朝の3時間ルーティンを大切にする
具体的には、朝7時に起きてからの3時間で身支度や一日の準備を済ませます。日記を書き、朝ごはんを自分で作り、ゴミを出し、天気が良ければ散歩に出る。たった3時間でもやることは多いのと、意外と3時間って長いなと最近は思います。通所日の朝とは違い、誰も急かしてくれないからこそ、この3時間は自分を律する練習の場でもあると思います。もちろん10時までの時間で「練習したいこと」は他にもあります。洗濯や軽い運動、部屋の掃除も習慣化できれば、一人暮らしに近づくはずです。まずはこの3時間を安定して過ごすことが僕にとっての一人暮らし練習のスタートラインだと思います。
継続のために工夫していること
始めるにあたって意外と大きな苦労はありませんでした。どちらかというと継続に苦労することになると思います。「意識の持ち方」も変える工夫をしました。ノートに小さく書く代わりに、ホワイトボードに予定を書き、部屋の目に入りやすい位置に置きます。そうすれば「やるべきこと」が日常の風景に溶け込み、忘れにくくなると思います。まだ始めたばかりで結果はこれからですがこの習慣が身についたとき、自分の生活はきっと大きく変わるはずだと信じています。
次の目標とこれからの一歩
次の目標は、極端な天候以外の天候に左右されずに週一回の通所を安定させることや、夜時間のリズムを整えることです。小さな一歩を積み重ねて、将来「自分の力で生活できている」と胸を張って言える日を迎えたいです。
終わりに
在宅でも通所でも、生活を整える工夫は欠かせません。朝の時間をどう過ごすか、小さな習慣をどう積み重ねるか。それが未来の自立や成長につながるのだと思います。みなさんは、今日どんな小さな一歩を積み重ねますか?
最新情報を購読しよう!
就労継続支援・就労移行支援事業者様へ
HIFUMIYO TIMESでは毎月フリーペーパー版を発行しており、各エリア版の加盟店を募集中です。福祉事業者に最適なブランディングと広報力をご提供します。詳しくはお問い合わせください。