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フィンランド語の動詞1 – フィンランド語の動詞の人称 タイプ①の動詞

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フィンランド語の動詞の人称

フィンランド語の動詞は、さまざまな文法要素によって形を変えます。

ここでは、フィンランド語の動詞を変化させる人称について書いていきます。

動詞の変化

辞書の見出し語になる動詞の形を「不定詞」といい、不定詞はすべて -a/-ä で終わります。
動詞は主語によって変化し、これを「動詞が活用する」と言います。
人称語尾をつける部分は「語幹」と呼びます。フィンランド語の動詞は、この語幹の出し方と不定詞の最後の部分によって六つのタイプに分類されます。
人称語尾は三人称単数以外の人称に付き、すべての動詞に共通です。

ここではタイプ①の動詞、puhua(話す)を見ていきます。

不定詞の最後に母音が二つあり、-a/-ä で終わる動詞です。
多くのフィンランド語の動詞がこのタイプ①に分類されます。

動詞の人称

フィンランド語では、動詞は人称によって変化します。
人称によって変化すると、動詞の後に主語を表す人称語尾が付きます。

フィンランド語の人称には、1人称、2人称、3人称があります。
それぞれの人称には、単数と複数の区別があります。

1人称は話し手(私)、2人称は聞き手(あなた)、3人称はそれ以外です。
フィンランド語の3人称に男性/女性の区別はありません。
単数は一つ、複数は二つ以上のものを指します。

puhua(話す)の変化

puhua(話す)を人称によって変化させると、以下のようになります。

1人称単数:puhun
2人称単数:puhut
3人称単数:puhuu

1人称複数:puhumme
2人称複数:puhutte
3人称複数:puhuvat

不定詞から最後の -a/-ä を取り、残った部分(語幹)に人称語尾をつけます。
動詞も母音調和の原則に従います。

タイプ①の動詞の変化

不定詞→ puhua 話す asua 住む kysyä 尋ねる
人称語尾↓ 語幹→ puhu- asu- kysy-
(minä) n puhu-n asu-n kysy-n
(sinä) t puhu-t asu-t kysy-t
hän puhu-u asu-u kysy-y
(me) mme puhu-mme asu-mme kysy-mme
(te) tte puhu-tte asu-tte kysy-tte
he vat / –vät puhu-vat asu-vat kysy-vät

参考

フィンランド語 – Wikipedia
『ニューエクスプレスフィンランド語』白水社

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