障害者スポーツの普及活動が進んでいます。兵庫県神戸市パラ・スポーツ王国“夢プロジェクト”」が開催されました。

子どもたちに車いすテニスを教える上地結衣選手(左から2人目)=神戸市北区山田町、しあわせの村

画像引用:神戸新聞NEXT

2020年東京パラリンピックへの機運を高めることを狙いに、神戸市北区山田町の「しあわせの村」で催されたこのイベントには、全14種目に1500人が参加。リオ・パラリンピック車いすテニスの銅メダリスト、上地結衣選手(=兵庫県明石市出身)の指導もあり、会場は大いに盛り上がりました。

上地選手と子どもたちはゲームを楽しみ、ボールを狙ったところに打てる喜びを知るところから始まりました。

尼崎市の小学3年の女子児童(9)は「車いすとラケットを同時に動かすのが難しい」と感心していた。

さらに日本が銀メダルを獲得した「ボッチャ」のコーナーも設けられました。ボッチャは、脳性麻痺など重度の障害者を対象に生まれたスポーツで、赤や青のボールを投げたり転がしたりして、コート上の目標球に近づけた方が勝ちとなります。

パラリンピック北京大会に出場した内田恵三さん(=神戸市長田区出身)が指導にあたり、「コート上では誰の助けもなく平等に強さを競える。その魅力を伝え、裾野を広げたい」と話しました。

その他、目隠しをして行うブラインドサッカー、シッティングバレーボール、車いすバスケットボールなどが開催され、体験するとそれぞれの競技に応じて作られた缶バッジも配られました。

障害者スポーツとカテゴライズされた、通常とは「異なるもの」という意識を払拭するいい機会となったはずです。

これまでの日本は、パラリンピックがオリンピックのようにテレビ中継される機会が極めて少なく、今でも注目度はオリンピックには及びません。車いすテニスのトッププレーヤー、国枝慎吾がむしろ海外で知名度が高いことも、その実情を示すものです。

確かに、興味の対象は人それぞれなので仕方のないことかも知れません。しかし、障害者というよりアスリートとして見ることで、選手は私たちに新たな楽しみを与えてくれるに違いありません。

via:神戸新聞NEXT

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