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2025/3/10:フリーペーパーvol.108発刊!

フィンランド語の代名詞4 – 関係代名詞・相互代名詞・再帰代名詞

フィンランド語の関係代名詞・相互代名詞・再帰代名詞

この投稿ではフィンランド語の関係代名詞・相互代名詞・再帰代名詞を見ていきます。

関係代名詞

フィンランド語には二つの関係代名詞があります。

    • joka

前の単語を指す代名詞です。
具体的なものの後に置かれます。

Hän on ainoa, jonka muistan
彼/彼女は私が覚えている唯一の人だ

    • mikä

前の句/文章、もしくは代名詞、名詞にかかる最上級を指す代名詞です。
抽象的な概念や文全体の後に置かれます。

Se on ainoa asia, minkä muistan
それは私が覚えている唯一のことだ

関係代名詞の格変化

    • jokaの格変化

jokaも名詞と同じように格変化します。

意味 例文
主格 joka 「~する(人・物)」 Poika, joka juoksee, on nopea.(走る少年は速い。)
属格 jonka 「~の(所有)」 Poika, jonka koira on iso, on ystäväni.(犬が大きい少年は私の友達です。)
分格 jota 「~を(目的語)」 Poika, jota autoin, on kiitollinen.(私が助けた少年は感謝している。)
向格 johon 「~へ」 Kaupunki, johon muutan, on Helsinki.(私が引っ越す街はヘルシンキです。)
出格 josta 「~から」 Kirja, josta pidän, on kiinnostava.(私が好きな本は面白い。)
内格 jossa 「~の中に」 Talo, jossa asun, on vanha.(私が住んでいる家は古い。)
様格 jollaisena 「~のように」 Hän tuli juhlaan, jollaisena en häntä odottanut.(彼は私が予想しなかったような姿でパーティーに来た。)

入格、接格、奪格、変格、欠格、共格、具格の格変化は起こりません。他の表現を使うことが多いです。

    • mikäの格変化
意味 例文
主格 mikä 「~であるもの」 Kaikki, mikä on tärkeää, on tässä.(重要なものはここにある。)
属格 minkä 「~の」 Se, minkä näin, oli kaunista.(私が見たものは美しかった。)
分格 mitä 「~を」 Kaikki, mitä haluat, on mahdollista.(あなたが望むすべてが可能です。)
向格 mihin 「~へ」 Tämä on asia, mihin en usko.(これは私が信じないことだ。)
出格 mistä 「~から」 En tiedä, mistä hän puhuu.(彼が何について話しているのかわからない。)
内格 missä 「~の中で」 Asia, missä ei ole järkeä, ärsyttää minua.(理にかなわないことは私を苛立たせる。)
様格 millaisena 「~のような」 En tiedä, millaisena hän näkee tämän tilanteen.(彼がこの状況をどう見ているかはわからない。)

mikäも、入格、接格、奪格、変格、欠格、共格、具格の格変化を起こしません。

その他の関係代名詞

フィンランド語では 「joka」と「mikä」が主要な関係代名詞 ですが、それ以外にも次のような関係詞が使われます。

関係詞 意味 例文 日本語訳
jonka, jonka takia 「~の」「~のために」 Tämä on nainen, jonka kirja on pöydällä. これは、本が机の上にある女性です。
missä, mistä, mihin 「~の中に」「~から」「~へ」 Tämä on talo, missä asuin lapsena. これは、私が子供の頃住んでいた家です。
milloin 「~する時」 Tiedän päivän, milloin hän saapuu. 私は、彼が到着する日を知っています。
miten 「~の方法で」 En ymmärrä, miten tämä toimii. これがどのように動作するのかわかりません。
mitä varten 「~のために」 En tiedä, mitä varten tämä sääntö on olemassa. この規則が何のためにあるのかわかりません。

これらは疑問詞が関係代名詞として使われています。

相互代名詞

相互代名詞とは、文の主語が動詞で表された動作をお互いに行っていることを示します。

    • toinen

He rakastavat toisiaan 彼/彼女達はお互いを愛している (複数)
He rakastavat toinen toistaan 彼/彼女達はお互いを愛している (双数)

(双数とは、二つあることを意味します)

再帰代名詞

再帰代名詞とは、主語の動作の結果が主語に及ぶことを示します。

    • itse

所有接辞を必要とします。

Keitin itselleni teetä
私は自分のためにお茶を淹れた

参考

『ニューエクスプレスフィンランド語』(白水社)
Finnish grammar (Wikipedia英語版)

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