温泉大国、日本。特に私たちの住む鹿児島県では、そんな温泉大国の中でも多くの温泉地があります。毎年多くの観光客が鹿児島に訪れては素晴らしい泉質の温泉に癒されています。鹿児島県民ならずとも、特に今の季節は「湯船に浸かりたい!」とうずうずしている方も多いのでは?
そんな温泉ですが、やはり女子的に人目が気になるは自身の「体型」…だけではありません!女性が患うがんの中でもっとも多いと言われている「乳がん」。市川海老蔵さんの妻でフリーアナウンサーの小林麻央さんもその病と闘っています。
乳がんの手術としては乳房のほとんどを切除する方法が多かったといいますが、最近では医療も進み、温存しつつ手術を進める方法も多くなっているのだとか。術後、やはり気になるのは傷跡が残ったり乳房が欠けてしまう事。ショックを受ける女性も少なくありません。
そんな自身の体の傷跡が気になり、これまで大好きだった温泉に足を運べなくなったと嘆いている女性のために開発された商品があります。「バスタイムカバー」です。
バスタイムカバーは、「乳がん患者の方が、専用入浴着を利用して気がねなく温泉に入れる観光地の拡大を支援し、誰もが旅行を楽しめる環境づくりを進める」ことを目的として、1998年に株式会社ブライトアイズが開発した日本初の入浴着。
画像引用:BLIGHT EYES(乳がんの方の体と心をケアする下着)
ベージュのカラーは日本人の肌になじみ、背中でクロスさせて着衣するタイプなのでストレスもなくアウターにも響きにくい。全国の温泉、温浴施設で着用が認められているため、水着感覚で着用したまま入浴することが可能です。着用したまま温泉に行けば、脱衣所で着替える必要もありません。
私の母の場合は、乳がんではなく胃がんの術後痕が気になり温泉をためらう女性のうちの一人。周囲は「気にしなくていいじゃん。誰も見てないよ(笑)」なんで冗談交じりに言うのですが、本人はやはりとても気にしているようです。
このように、術後痕を気にして温泉が楽しめないという女性には是非試してみてほしい商品です。プレゼントしたらとても喜ばれたという声も多いのだとか。
画像引用:Amazon
「自分では気にしていなくても、小さい子どももいる大衆浴場は不安でした。バスタイムカバーを見つけて子どもと温泉に行けるのが嬉しいです」
手術痕は病気と向き合っている証なので恥ずかしがることはありませんが、デリケートな問題であるがゆえに気にしてしまう女性も。バスタイムカバーを使うことで、家族や友達と気がねなく温泉旅行を楽しめるのは大きな喜びです。
調べてみると、リバーシブルタイプなど左右共用で温泉施設や宿泊施設などでの販売及びレンタル向けとして取り扱っているタイプもあるそうです。胸周辺のカバーだけでなく、腕や足、お腹など部位別のバスタイムカバーがあれば、乳がんだけでなく気になる部位のみ隠すことができ、男性も気兼ねなく公共の場を楽しむことができるようになりそうですね。
カラーはあえてベージュではなくブラックなどもあれば、インナーとしてではなくおしゃれに着こなすこともできそうです。
また、まだまだタトゥーお断りの温泉施設が多い日本。東京五輪に向け海外からの観光客もますます増え、おそらくタトゥー人口も増えることでしょう。タトゥー専用のバスタイムカバーのレンタルなども増えると、多くの方が日本の誇る温泉をもっと楽しむことができそうな予感です。
http://wotopi.jp/archives/43594
via:wotopi