自分自身が想い描く理想の大人像
私が子ども頃『こんな大人になりたい!』とテレビを見て勝手に憧れを持っていた。小学生の頃は松嶋菜々子さんになりたかった。中学生の頃は蒼井優さんのようなほんわかした女性になりたかった。
バリキャリと言われるキャリアウーマンで、日々充実してます!みたいな理想もあった。
年齢も30歳を過ぎ、今そんな大人になれているだろうか?と自問自答する日々。
20代で叶えたいことリストを10代のうちから
休日には美術館へ行ったり、喫茶店でコーヒーをいただいたり、ふらっと一人旅をしたり、自然に触れてみたり、劇団四季の鑑賞やクラシックの演奏を聴きにコンサートへ出向くなど叶えたいことリストなども10代のうちに考えていたがどうだろうか。
20代のうちにほぼ叶えてしまっているじゃないか。なんだ!じゃあもう理想の大人像に近づけているじゃないか!とはならない。
20代のうちにやりたいことをやっておかなきゃとスキルアップするため、検定試験の勉強を27歳の時に始め3年ほど没頭していた。趣味は勉強です!と言っていたほど。試験の緊張感と切羽詰まってドーパミンが出てるあの感じが最高で、自分を追い詰めてるのが快感でもあった。
そんな感じで、興味が湧いてはすぐ飽きる性格の私は、20代のうちにやりたいことはほとんど叶えてしまった。
社会経験の豊富さや落ち着き具合
そして自分より年上の大人を見て思っていたことは、社会経験豊富だからこその考え方や視野の広さ、律儀さや気配りの良さが大人なんだ。と思っていた。
考え方や物の見方、落ち着き度なんかを見ていると「私より大人だな」と年下相手に思うこともある。
その点私は昔っから落ち着きがなく、小学時代の友人からも「さくらって昔から落ち着きなくて変わってないね」という言葉を未だに言われるほど(笑)
大人になるためには音楽から変えようと考えていた
10代の頃の私は、見た目や服装を大人っぽくしたところで理想の大人にはなれない!そんなことを考えていた私。今もその考えはさほど変わっていない。
20歳前半の私は”大人になるため”に洋楽やバンドをかじっていた。理由は『アイドルグループを応援しているとなんだか子どもっぽい』と考えていたから。
今やアイドルグループを応援するのに年齢なんて全く関係なく、老若男女が応援している世の中になっている。
私の場合、年齢を重ねるにつれ落ち着いた昭和歌謡を聴き始めたりして時代を逆走している30代になっている。
30代になってからの音楽の嗜好
20代の頃から昭和歌謡を聴いている私だが、最近ではクラシックの演奏をYou Tubeやサブスクで聴くことが増えた。
日々の忙しなさにゆったりとした音楽を一時でも聴いていたいから。
ここでみなさんにおすすめしたいけど本当は教えたくないクラシック演奏家がいる。私と同年代のクラシック演奏家五十嵐紅さん。(以下、紅さん)
アクラシックギター1本で、映画音楽やディズニー音楽、フランシスコ・タレガやバッハなどのクラシックを演奏している。
東京音楽大学卒業。 第27回スペイン音楽ギターコンクール第2位のほか5つのコンクールで優勝・入賞。 国内外の音楽祭・コンサートにソリスト・室内楽奏者として出演。 2022年より 19世紀ギターとモダンギターのハイブリッド「茶位幸秀 Koh Igarashi model」を使用。
指先で奏でるメロディーは優しくどこか切ない。そんな紅さんの演奏を聴いていると不思議と寝落ちしていることが多い。
今年も全国ツアーが開催決定!本人曰く『他のアーティストさんが全国ツアーと謳っているのに、全国周らないの不思議ですよね。僕の全国ツアーはもちろん47都道府県周ります!』とのことで私のモチベーションがとても上がってきている。
時代が進みすぎて理想とかけ離れた現実
朝、のんびりしている余裕もないぐらい忙しなかったり、スマホやタブレットで動画視聴している時間が多かったりで、結果あの頃想い描いていた大人像とはかけ離れているが、『大人の余裕、考え方、経験値、視野の広さ』は時代が進んでもできること。
この記事を書いていて、今一度自分を見つめ直すきっかけになった。
心に沸々と思っていたことを文章に起こして執筆すると、改めて自分のことを知れていいなと思う。
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