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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

36年ぶりの新作!フェアーグラウンド・アトラクションが帰ってきた!

フェアーグラウンド・アトラクションとの出会い

フェアーグラウンド・アトラクションとの出会いは、僕が入院中に他の患者さんから、彼らの1stアルバム、「The First Of A Million Kisses」(邦題 ファースト・キッス)を譲ってもらった事からでした。2010年くらいのことです。何度も何度も聴いていた思い出があります。おしゃれなサウンド、優れた確かなソングライティング、そしてボーカル、エディ・リーダーの艶やかで優しい声、全てがこのアルバムを名盤とすることに機能していました。このアルバムは1988年に発表されています。いつの時代も言えることですが、名盤に時の流れなど関係ない、全く古びないアルバムです。

今回はそんなフェアーグラウンド・アトラクションについて書かせていただけると幸いです。

フェアーグラウンド・アトラクションとは

出身地はイングランド、ロンドンです。活動期間は1987年から1990年と一度解散を発表しております。その後オリジナルメンバーで2023年12月、再結成。そして2024年、9月20日、ニューアルバムを発表しました。Spotifyでは9月27日に配信されました。

メンバーは・・・

エディ・リーダー ボーカル

マーク・E・ネヴィン ギター ほとんどの曲を作詞作曲

サイモン・エドワーズ ギタロン(メキシコの民族楽器で、ベースの役割)

ロイ・ドッズ ドラム

の4人です。エディ・リーダーは椎名林檎の憧れのボーカリストだったそうで。

1stアルバム、「The First Of A Million Kisses」

2曲目の「Perfect」がデビューシングルにして全英シングルチャート1位を記録しています。他の曲もよく練り上げられていて、アルバムを通して聴くと、このアルバムの完成度の高さがうかがい知れます。個人的には7曲目の「Clare」、12曲目の「Allelujah」が特にお気に入りです。

情景が浮かぶアルバムだと思います。僕はロンドンの雑多な人だかりが思い浮かびます。そしてその中にある小さな恋を感じ取れます。フェアーグラウンド・アトラクションに興味を持たれたら、まずはこのアルバムを聴くことをオススメします。

新作、「Beautiful Happening」

満を持して発表されたニューアルバムです。1曲目の「Beautiful Happening」から心を持っていかれます。聴いていて思ったことは、楽器のアレンジが素晴らしいということです。切ないメロディーに楽し気な楽器の演奏。彼らの、人を楽しませるためにはまず自分たちが楽しくなくちゃ、という気持ちが伝わってきます。1曲1曲に生きる喜びを感じることが出来ます。

真新しいことを、派手なことを、やらなくても、ただ音楽に真摯な気持ちでいれば、純粋に人の心を打つ音楽を創ることは可能なのだと、フェアーグラウンド・アトラクションは証明してくれたと思います。ここにあるのは音楽だけです、しかしそれだけでいいじゃないですか、こんなに美しいんだから。

いかがだったでしょうか

今回はフェアーグラウンド・アトラクションについての記事でした。本当に素晴らしいバンドです。まだ未聴の方は是非とも聴いていただきたいです。少し心が軽くなりますよ。

暑い夏が過ぎ去り秋、そして冬になっていきます。少し寒い日のBGMにフェアーグラウンド・アトラクションはぴったりだと思います。暖炉の前で聴くのがベストですが、そんなものないよ、という方が多数だと思います、こたつに入りながらや、毛布にくるまって、フェアーグラウンド・アトラクションを聴いてみてください。結構、乙だと思います。それでは今回も読んでいただきありがとうございました!(2024年9月30日時点)

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