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2024/10/10:フリーペーパーvol.103発刊!

足を踏まれても大丈夫なスニーカータイプの安全靴

スニーカーと安全靴

皆さんは、満員電車やバスで足を踏まれたことはありませんか?

相手は踏もうと思ってはいないし、こっちも踏まれようとしたわけもないですが、電車が揺れたときとかバスがブレーキをかけたとき、思わず足を踏ん張っちゃいます。これが満員だったら自分の足元が見えていないので、だれかの足を踏んづけることだってあることです。

今回は、私が足を踏まれた経験談と、オススメなスニーカータイプの安全靴を紹介します。

足を踏まれた経験談

私がまだ若い頃、電車の中で女性が履いていたピンヒールで足を踏まれ、骨折したことがあります。電車が揺れた瞬間、足に激痛が走りました。

電車でよろめいたら転倒を防ぐため足に体重をかけて踏ん張ります。細いヒールだからその一点に体重がかかるので、踏まれたらたまったものではありませんね。ましてや踏んだことに気づいていたなら「ごめんなさい」とか「大丈夫ですか」とか一言あっても良さそうなものです。

踏まれても平気な安全靴

このケガで私は、自衛策として「踏まれても痛くない」、「ケガをしない」靴を探しました。今みたいにネット通販があるわけではないし、普通の靴屋でも私のニーズを満たしてくれる靴は見つかりません。

見つけた安全靴

あるとき、ひょんなことから立ち寄った作業着の店で、安全靴を見かけました。つま先に鉄芯が入っている靴ですね。「これだ!」と思いましたが、当時は鉄板が足の甲全体を覆っているけれど、ずんぐりしたいわゆるドタ靴ばかりで、現場ではない仕事の私には合いません。

お店でカタログをもらって家でパラパラめくっていると、たまに現場入りする人向けの鉄芯入りビジネスシューズを見つけたのです。それに履き替えて以来、足を踏まれても涼しい顔で過ごしましたが、職場環境が変わったので安全靴の出番はなくなりました。

それから数年経って、仕事が船舶航行管理に変わり再び安全靴が必要となります。1回乗ったら半年は陸に上がることのない職場(オイルタンカー)で通勤で足を踏まれることはなくなりましたが、仕事先がオフィスと現場と家が一体になったようなものなので、安全かつソールが耐油防滑の靴が求められました。

スニーカータイプの安全靴

その仕事をやめて20年になりますが、当時の便利さを忘れられず今でも普段履きに安全靴を愛用しています。今ではアマゾンの通販や実店舗のワークマンなどでもおしゃれでかっこいいスニーカータイプの安全靴を売っているので、かえって選ぶのが大変です。

その安全靴は、ぱっと見ではごく普通のスニーカーしか見えません。しかし、ガラス片を踏んだくらいでは貫通しませんが、釘などの細くて鋭いものは貫通します。

そこで、踏み抜き防止用のフェルト製で中に極薄のステンレス板のインナーソールを靴底に入れました。これを入れることで、大地震などの災害時に瓦礫の中を歩き回っても平気です。

普通の安全靴は底が堅いため、歩くとわかる独特の足音がしますが、私が履いている安全靴は元がスニーカーですから、足音を気にせず普段履きとして使えます。ステンレスのインナーソールも堅くなく歩行に影響しません。

このような付加価値が付いていますが、価格は安物のスニーカーと同じくらいです。インナーソールは別売ですが、靴そのものは安全靴の基準を満たしているものですから、安く手に入るのはありがたい。機能性や耐久性が高く、デザインも良いのでブランド物のスニーカーを買って半年か1年で履き潰すより経済的です。

私が今履いているスニーカーは、一昨年入院しているときにリハビリ治療のためにネット通販で買ったものですが、毎日履いていても今まで型崩れも破れもありません。つま先の革張り部分に多少の色落ちはありますが、履いていても恥ずかしくないです。

スニーカータイプの安全靴と普通のスニーカーと比べても重くなく、スニーカーと同じくらい靴底が柔らかいので、これが原因で疲れるといったことがありません。これがもし、プロ用のごつい安全靴だったら靴の重みでヘトヘトになっていたと思います(もちろんスニーカータイプもプロ用として使えます)。

あとがき

今は心臓にステントが3本も入っていて発作の再発が怖いので、無理はせず短距離でも移動はバスや電車になりましたが、歩くだけなら機会があればまた挑戦したいと思っています。

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