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【GO!HI!的日常】言葉の力は偉大!

2016年4月1日に「障害者差別解消法」が施行されましたが、世の中にはどのような合理的配慮(ごうりてきはいりょ)が飛び交い、障がいのある人々は日々、どのような合理的配慮と向き合っているのでしょうか?

人気シリーズ【GO!HI!的日常】では、車いすユーザーが身の回りで起こったさまざまな出来事の中から「それって合理的!」あるいは「それは合理的じゃないよね!」と感じたエピソードを紹介。イラストレーターの《えりこ》、ライターで1児の母の《かおり》で構成された「トリプル☆リー」が制作しています。

※当コンテンツは南日本新聞で2017年10月から掲載開始。今回は2024年2月14日に65回目として掲載された紙面オリジナルコンテンツ【GO!HI! ゴーハイ的合理的配慮な日常】のバックナンバーとしてお届けします。

間一髪で低床電車に間に合わず…

Illustration by えりこ

鹿児島市街地を3~8分の間隔で走っている市電。

時間をあまり気にしなくても乗車できる便利な移動手段ですが、車いすユーザーが乗車できる低床電車は1時間に1~3両しか走っていません。

タイミングを逃すと1時間近く待つこともあるので、乗りたい電車の時間を確認しますが、見送ってしまうこともあります。

寒い日、間に合わず、自分がマイペースなせいではあるのですが、悲しくて悔しい気持ちで次の電車を待っていると、運転士さんが顔を出し、「すみません。次が低床なので」と声を掛けてくれました。

寒い中でも気持ちがホカホカと温かくなる出来事でした。

言葉の力は偉大です。

ちょっとした声掛けが大切だと、言葉で救われるたびに思います。

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