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フィンランド語の文法 – 基本的な仕組み・日常的な表現・数詞・敬語表現

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フィンランド語の文法の基本的な仕組み

フィンランド語の基本的な語順は、主語(S)-動詞(V)-目的語(O)です。
このSVO語順はヨーロッパの他の言語でも多く見られます。
英語もSVO語順を取る言語の一つです。

kaunis kukka (きれいな 花)のように
修飾語は被修飾語の前に置かれます。

フィンランド語は主格-対格を基本とする格体系を持っています。
自動詞の主語と他動詞の主語が同じ主格、他動詞の目的語が対格で表される言語です。
これは英語や日本語などの言語と同じ体系です。

フィンランド語の文法では基本的に単数と複数の区別があります。
名詞であらわされた事物、または動詞で表された動作の主語が一つか複数かで区別されます。

日常的な表現と敬語表現

フィンランド語の日常的な表現をまとめてみました。

(Hyvää) päivää! (ヒュヴァー) パイヴァー! – こんにちは!
Moi moi! モイ モイ! – じゃあね!
Tervetuloa! テルヴェトゥロア! – ようこそ!
Anteeksi アンテークスィ – すみません
Kiitos キートス – ありがとう/おねがいします
Kyllä キュッラ – はい
Ei エイ – いいえ
Apua! アプア! – 助けて!
Totta kai! トッタ カイ! – その通り!
Olen pahoillani オレン パホイッラニ – ごめんなさい
Odota オドタ - 待って
Pien hetki ピエン ヘッキ – 少し待って
(Minä) ymmärrän (ミナ) ユンマラン – (私は)わかります
En ymmärrä エン ユンマラ – わかりません

数詞

フィンランドの数詞は、10を基本としています。

0 nolla
1 yksi
2 kaksi
3 kolme
4 neljä
5 viisi
6 kuusi
7 seitsemän
8 kahdeksan
9 yhdeksän
10 kymmenen

敬語表現

人称代名詞として「sinä 君」「Te あなた」があるように、フィンランド語にも敬語表現が存在します。
しかし日本語ほど複雑で文法にまで深く影響を与えているわけではないようです。

例えば二人称複数の形は、敬称として一人の人に対しても使う事ができます。

「Oletko sinä…」「君は…ですか?」のかわりに
「Oletteko Te…」「あなたは…ですか?」とする例があります。

これを使う場面はビジネスなどで自分よりだいぶ年上の方に使う時など限定されており
観光客としてフィンランドへ行く場合は使う機会は無いでしょう。

相手に敬意を表わす表現ではありますが
人によっては「自分は年寄りに見られてしまった」と
少し気持ちがへこむ人もいるそうです。

このような二人称で複数を使う表現はヨーロッパの他の言語でも見る事ができます。
しかしフィンランドではこの用法が使われる事は少なくなっているようです。

参考

英語版Wikipedia – Finnish grammar

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