日常的に買い物が困難な人を「買い物弱者」と呼ぶそうだ。
この買い物弱者は経済産業省の推計では、高齢者を中心に全国で約700万人いるとされており、今後、過疎地だけでなく都市部でも増えると予想されている。
その言葉、初めて聞きました
買い物弱者!
そのために必要な移動販売なんだね
そして感想言うふたりがイケメンだこと pic.twitter.com/YXcOjIvRWk— Miya (@genkochan1030) October 27, 2016
この買い物弱者を救おうと、お店から自宅までの送迎サービスを全国で試験的に行われている。
10月28日から石川県輪島市宅田町のショッピングセンター「ファミィ」は、障害者や60歳以上の買い物客を対象に、自宅まで送り届ける「お送りサービス」を開始した。
サービスの範囲は、東が熊野町地区で、西は大沢地区、南が縄又地区、北は白米地区まで。ほかの地区には生鮮食料品店があるためという。
サービスが利用できるのは、60歳以上を対象にしたファミィのカードを所持している人と障害者。ファミィ内のサービスカウンターで事前に予約が必要。出発時刻は午後1時、2時、3時の1日3回の予定。車にはみんなの保健室のスタッフ一人が介助役として同乗する。
画像引用:中日新聞
ファミィ内にある、健康や介護が相談できる「みんなの保健室」の中村悦子代表はこう語る。
高齢の買い物客らから「バスでは家の近くまで回るコースがない」「買い物袋が重くなり、行きは良いが、帰りが大変」といった声を聞いていたことから、ファミィを運営する仲谷陽木(はるき)理事らに相談。買い物後の帰宅に対する不安解消として「お送りサービス」をすることにした。
また買い物客が向かうサービスだけでなく、お店が来てくれるサービス「移動販売」も充実してきている。
大手コンビニのローソンは、社会福祉法人吉野ヶ里町社会福祉協議会と買物が困難な町民の支援を目的とした業務提携を締結し、2015年4月1日から「ローソン佐賀吉野ヶ里店」を拠点とした移動販売を開始しているようだ。
画像引用:佐賀新聞
「走るコンビニ」加速 ローソンが専用車 :日本経済新聞 https://t.co/1EWN3HM6kB
■買い物弱者は増える一方で過疎地域の需要は凄まじいものがある。— 算術士 (@goldman_neko) October 22, 2016
コーヒーのネスレ日本株式会社と養老乃瀧株式会社は、アイデアと志のある個人や企業の起業を支援するため、「ネスカフェ キッチンカー」(移動販売車)を無料で入手できる新たなビジネスモデルを構築し、7月10日から最初のキッチンカーが池袋で営業を開始している。
画像引用:佐賀新聞
ネスレ日本、キッチンカーで「買い物弱者」を支援 秋田・大館 (2016/10/12)https://t.co/3hgTyGQnYp#kobecity
— 神戸経済ニュース (@kobe_keizai) October 20, 2016
コンビニやカフェに限らずいろいろな移動販売車が出てくれば面白い。移動式の歯医者や美容院があったり、店舗に負けない品揃えのスーパーなど、これから需要は高まるのではないか。
このように、外出が困難な高齢者などに向け「訪問診療」を行う歯科があったり、髪を切りに行く「訪問美容」などもすでに存在する。「在宅就労」もこれにあたるだろう。
今後、消費者の選択肢はますます自由に。需要は「行く」ではなく「来る」サービスへシフトするのではないだろうか。
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20161026/CK2016102602000038.html
via:中日新聞
http://www.j-shinpo.co.jp/
via:城南新報 ON WEB
via:MOTOR CARS
via:LAWSON