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2024/4/10:フリーペーパーvol.97発刊!

ミッシェル・ガン・エレファントに想いを馳せて

僕の青春です

皆さんはミッシェル・ガン・エレファント(以下「ミッシェル」と称する)をご存知でしょうか?日本の伝説的なバンドですので、ご存知の方も多いかと思います。最近はもっぱらミッシェルばかり聴いていて、解散から20年経っても、やはりすごくかっこいいバンドなのでミッシェルの記事を書かせていただきたいと思います。

昔、まだ僕が10代の頃、ミッシェルのコピーバンドを組んでいて、今でも良い思い出です。10代、20代の多感なころにミッシェルを聴けていたのは幸運以外の何物でもないです。しかし現在、40代の僕はミッシェルを聴かずにはいられないのです。思い出補正を取っ払っても、「いやいや、かっこよすぎる」となります。日本のロックシーンに多大な影響を与えたミッシェル。それではお付き合い下さい。

メンバー

チバ ユウスケ ボーカル、ギター
アベ フトシ ギター
ウエノ コウジ ベース
クハラ カズユキ ドラムス

以上の4人がミッシェルです。チバユウスケのしゃがれた唯一無二のロックンロールな声、アベフトシのこれでもかと襲い掛かってくるマシンガンカッティング(エフェクターはほとんど使わずアンプ直!)、ウエノコウジの重くぶっとい、バンドを引っ張っていくベース、クハラカズユキのシンプルで力強い、それでいて柔軟性もある味のあるドラムス、簡単には説明出来ない個性を4人、皆持っています。

歌詞も独特で、メロデイに合う単語を優先していて、物語性や心情を歌うのではなく、一聴すると意味がないような歌詞に聴こえます。しかしその言葉選びは、まさしくロックンロールなのです!基本的に作詞はチバユウスケなのですが、天性のセンスですし、たぶん文学青年の部分もあると思います。

作曲はメンバーのセッションにてつくられていくものだったそうです。とにかくライブを想定されてつくられているのがうかがえます。音源の熱量がそれを物語っています。

おすすめアルバム

ミッシェルはオリジナル・アルバムを8作リリースしました。それらから3作を紹介させて下さい。

2ndアルバム「High Time」

「リリィ」「シャンデリヤ」「blue nylon shirts」「キャンディ・ハウス」などかっこいい曲だらけのアルバム。ジャケットもとても良い。この頃は飄々としたチバユウスケのボーカルもあいまって、結構ポップな曲をつくっていたんだなと。「リリィ」と「キャンディ・ハウス」はコピーしました。必死に練習しましたが、間奏のギターがどちらも難しく、ちゃんと弾けたためしがなかったです。

3rdアルバム「Chicken Zombies」

本作でオリコンTOP10にランクインするなど彼らを世間に認知させたアルバムではないでしょうか。僕もミッシェルはこのアルバムからでした。「ハイ!チャイナ!」「ゲット・アップ・ルーシー」「バードメン」「カルチャー」、勢いづいた彼らは、当時本当にかっこよくて・・・。「ゲット・アップ・ルーシー」と「バードメン」はコピーしました。彼らの曲って演奏してみると本当に楽しいんですよ。「バードメン」は初めて聴いたとき衝撃を受けましたね、素晴らしい曲です。

4thアルバム「GEAR BLUES」

僕の中でミッシェルの最高傑作です。捨て曲無し、1曲目から通して聴いてみると、「おぉ、これがミッシェル!」といかに彼らがかっこよかったかが分かると思います。なかでも「スモーキン・ビリー」「G.W.D」「ダニー・ゴー」は押さえておきたいところです。「スモーキン・ビリー」と「ダニー・ゴー」はコピーしました。やはり難しいギターでしたが、バンドで演奏できたことでとても大切な時間を過ごすことが出来ました。

いかがだったでしょうか

ミッシェルは2003年に解散しました。チバユウスケとクハラカズユキはその後「The Birthday」というバンドで活動、最近では「THE FIRST SLAM DUNK」のオープニング曲「LOVE ROCKETS」を手がけました。

ウエノコウジもサポートミュージシャンとして活動中です。「the HIATUS」の活動が有名ですかね。

アベフトシは残念ながら2009年に亡くなっています。惜しむべき死ですが、彼の魂は彼の作品に宿っていると信じたいです。

そしてチバユウスケは現在、食道がんの治療の為、休養中です。是非とも元気になって、また歌ってほしいです。
(2023年9月19日現在)
追記
2023年12月5日、チバユウスケの訃報、11月26日に亡くなったことが知らされました。享年55歳という早すぎる死。お酒もタバコも大好きだったチバ、好きなものを最後まで楽しんだ人生だったと信じたいです。これだけ多くのものを残した彼の人生は冥利に尽きると思います。愛にあふれた優しい人でした。訃報の後、やはり彼の歌声が恋しくて、ミッシェル、The Birthdayを聴きまくり、特にThe Birthdayの歌詞はまるでチバの遺言で、涙があふれました。どうか安らかに。

ざっくりとミッシェルの紹介をさせていただきました。上記の3作以外もとても素晴らしいので是非聴いてみて下さい。YouTubeなどでミッシェルのライブ映像をよく観るのですが、皆、スーツでバッチリ決めていて、音楽も演奏スタイルも、しっかりと確立したものを持っていて本当に気合いの入ったバンドだったんだと思います。リアルタイムで体験できたミッシェルの凄さをいつまでも覚えていきたいと思います。もちろんこれからミッシェルを聴いてみようと思っている方も、その熱量、凄み、シンプルながらダイナミックな音楽の力を感じることは、結構たやすいと思います。それくらい良いバンドです。是非とも素晴らしい音楽体験を!それでは今回も読んでいただきありがとうございました!

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