ポケモンGOでも利用されているAR(仮想現実)。ARでの対戦ゲームが出れば面白いだろうなと思っていた今日。このARを対戦ゲームにした「HADOカート」が地方自治体の地域復興の起爆剤として広がっているという記事を見つけた。
「HADOカート」は慶應義塾大学と株式会社meleapが共同開発し、名前の通りカートを模した電動車椅子を乗り回し、手の動きに連動して仮想のエネルギー弾を放ち、相手カートを攻撃し、対戦ポイントを競う3対3のプレイ形式となる。
対戦には電動車椅子を使用するので、足の不自由な人でも楽しめる。
HDM(ヘッドマウントディスプレ)には、上部中央に対戦ポイントが表示され、相手カートのARマーカーを認識したら、「LOCK」と表示され、手でアクションし、エネルギー弾が命中すればポイントが入る。
「HADOカート」は場所を選ばず対戦でき、電動車椅子は最高時速5kmと衝突してもケガをしにくい。動画を見る限り、低速でも車高が低いためスピード感があり、エキサイティングに見える。
画像引用:ニュースイッチ
私的には任天堂とコラボして「ARマリオカート」をぜひリリースして欲しい。
例えば、バナナを踏んだら電動車椅子がスピンする、雷を受けたらスピードが遅くなるなど。電動車椅子の動きと相手の攻撃が連動したらもっと面白そうでだ。
HADOカート。バーチャル空間でかめはめ波のような光線を出して闘う競技の電動カート版。動いて、体を使って、ARで相手の的に光線をぶつけます。 pic.twitter.com/zcUJTPUKdg
— 中村伊知哉 (@ichiyanakamura) May 21, 2016
「HADO」の開発者、株式会社meleapの福田浩士さんは2016年8月にパシフィコ横浜で行われた「CEDEC2016」で、HADOに対する熱い思いを語っている。
みなさん、お待たせしました!誰もがヒーローになれる世界がついに、できました。
私は幼き頃から、漫画の世界に憧れ、魔法を放ちたいと切望してきました。「”気”の発見」(西野皓三 著)という本を何度も読み返し、ひたすら気を放とうと練習しました。その想いは、世間一般でいう「大人」になってさらに増し、会社を設立。腕から技を放つような感覚を作り出し、モンスターと戦うフィールドを作り出し、そしてようやく、対人戦スポーツ「HADO」の実現に至りました。
選手たちは、試合開始のゴングが鳴り響いたら、腕から波動を放ちながら走り回るもよし、ときには床に這いつくばりながら放つもよし。闘い方は千差万別!観客は、選手たちの機敏な動き、そして会場に取り付けられたスクリーンに映し出される光景を見ながら盛大に観戦してください。
これからはゲームや漫画の世界観に憧れ、妄想するだけでは終わりません。実際に戦うんです!その手で、その足で。まずは、その第一弾を、お楽しみください。
画像引用:HADO WORLD CUP 2016
「HADOカート」のもとになっている「HADO」は、体を動かして技を発動させ、フィールドを自由に動き回り、味方と連携して楽しむ『テクノスポーツ』になる。
このHADOは対人戦とリアルモンスターバトルがあり、対人戦はエナジーボールとバリアを駆使し戦う。リアルモンスターバトルの攻撃方法はファイヤーボールと必殺技、アイテムでパワーアップ、防御はモンスターの攻撃を避けるなど。
11月26日には都内某所で「HADO WORLD CUP 2016」が開催されるそうだ。参加したい、体験してみたい方は公式サイトでエントリーされてみてはいかがだろうか。
http://newswitch.jp/p/5488
via:ニュースイッチ
http://cedec.cesa.or.jp/2016/index.html
via:CEDEC 2016
http://meleap.com/
via:HADO
http://meleap.com/worldcup/