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2024/10/10:フリーペーパーvol.103発刊!

約20年ぶりにレコードに触れて

昨今のレコードブームに触発されて

現在、若者を中心にレコードブームが起きていますね。ある日、朝のワイドショーを観て、レコードブームについて興味を持ちました。思えば僕も20代前半に中古レコード漁りをしていて、若者がレコードに興味を持つのを分かる気がします。それほどレコードには魅力があります。今回、是非とも皆様にレコードに興味を持っていただければと思い、つたない文章ではありますが、記事を書かせていただきたいと思います。良ければ読んでいただければ幸いです。

レコードの魅力

まず音の良さにびっくりします。僕が20代前半当時にすでに、外装がボロボロになっているレコードでも、いざレコードに針を落とすとちゃんと音が鳴ります。しかも何ともあたたかくみずみずしい音が流れます。これだけでとても感動します。

ジャケットも大きく、CDに比べると、何だかダイナミックにジャケットの良さが伝わってきます。手ざわりも良く、部屋に飾ると一気に部屋が映えます。昔のアーティストのレコードジャケットはかわいいものも多く、それもレコードの良さです。

A面、B面に分かれていて、昔のアーティストはレコードを作ることを前提としてアルバムを作っていたので、いわばオープニングが2つあるような気持ちになります。これが2枚組のレコードなら、更に2倍の興奮があります。

音楽に真摯に向き合えます。レコードを聴くという作業は、言っちゃうと面倒くさいです。でもいざレコードをかけると、そこから動きたくなくなります。音楽に真剣に耳を傾けることになり、音楽への理解や認識も深まります。

僕も今一度レコードに触れたく

20代前半に買ったレコードはずっと押入れにありました。「もったいない」と、気持ちがレコードに向いて、あの頃の感動を再び取り戻したいと思いました。サブスクばかり聴いていたので、現在の音楽を聴く環境を一新する必要がありました。

まずレコードプレーヤーの調達からはじめました。安価で内蔵スピーカーがついているものを買いました。これがあまり好ましいものでなく、まず音がシンプルに悪い、音飛びがひどい、ブルートゥースに接続しても遅延が生じる、僕のレコードライフは苦い失敗から始まりました。テクノロジーが進んだ昨今でも「安かろう悪かろう」なのです。

次にCDレシーバーとスピーカーを購入しました。レコードプレーヤーの音を増幅するためです。アナログイン端子につなげれば何とかなるかもと思いました。僕はCDコンポすら持っていなかったのです。購入したのはDENONのものです。これは正解でした。ブルートゥース接続も音が良く、CDも非常に良い音が聴けました。肝心の、レコードプレーヤーを接続した音はというと・・・駄目でした!元の機材が悪いと、やはりパワーに欠けました。どれだけ設定をいじっても納得できる音は得られなかったです。この頃には今のレコードプレーヤーを忌み嫌うようにまでなってしまいました。

結局、お金をかなり使いました。しかしまだ諦めていません。レコードプレーヤーを変えなくては。もう必死でした。昔、僕はオーディオテクニカのレコードプレーヤーを使っていました。オーディオテクニカに懸けてみました。かなりレビューが良かったオーディオテクニカのレコードプレーヤーを購入。もうお金はかけられません。DENONのレシーバーにオーディオテクニカのレコードプレーヤーを接続、そしてレコードをかけました。やっと念願の音が!音に迫力があり、艶やかな音が流れ、十分に満足出来るものでした。輪郭が迫ってくる、そんな感じです。針圧の調整が出来るモデルなので、音飛びも無くなりました。労力が報われた瞬間でした。このレコード問題で少し僕は病んでいましたが、結果的に苦労したこそ良いものに出会えました。元あったレコードプレーヤーは当然グッバイでした。

今ではレコードライフを楽しめています。たまにどうしても音飛びが直らない中古レコードに当たり、そういう時はすごくストレスを感じてしまいますが・・・。レコードは良い音を求めてお金をかければ、それこそきりが無いものです。どこかで妥協点を見つける事も必要です。僕が最初に買ったレコードプレーヤーも、それで事足りる方々ももちろんいらっしゃるでしょう。僕が言えることは事前にネット検索や、家電量販店の店員さんに色々聞いてから、ご自分に合った機材を見つけることが大事になってくるという事です。是非ともレコードライフを楽しんでいただきたいと思います。音楽プラスαの体験が出来ると思います。

いかがだったでしょうか

昔は中古レコードは中古CDよりも安く手に入ったのですが、現在では完全に逆転して、レコードは高価なものになってしまいました。CDが売れないこの時代、サブスクはとても便利で、楽しいものではあるのですが、レコードに触れると、盤の良さに再び、価値を見出すことが、僕は出来ました。これからレコードブームがいつまで続くか分かりませんが、音楽を嫌いになることは、僕自身、絶対にないので、音楽をより楽しく、時代の流れに敏感でありたいと、思います。どのような手段でもいいので、音楽との繋がりは保ちたいと思います。

今後は自分が聴いて良かったレコードも紹介させていただければ幸いです。もちろん、サブスクで良かった音楽も書ければと思います。今後ともよろしくお願いいたします!読んで下さり本当にありがとうございました!(2023年4月27日時点)

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