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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

ボクシング史上初、バンタム級の『モンスター』井上尚弥がさらなる高みへ

『モンスター』が新たに挑む

2022年6月10日(日本時間で11日)、世界で最も権威のあるアメリカのボクシング専門誌『ザ・リング』が格付けする『パウンド・フォー・パウンド・ランキング』(PFPランキング)において、「井上」が日本人初の第1位に選出され、2022年8月24日のランキング更新で第2位に後退するまでの間1位を維持した。

ボクシング史上初のバンタム級での主要4団体統一を達成した『モンスター』こと井上尚弥。そんな偉業を達成した彼が、新たなステージでさらなる高みを目指し挑む。

多数の『モンスター』が在籍

ボクシング界史上初の4団体統一を達成した『モンスター』井上尚弥は、バンタム級(53.52kg)からスーパーバンタム級(55.34kg)に1つ階級を上げた。バンタム級にも多くの強敵がいたが、彼は一度も負ける事はなかった。

しかし、スーパーバンタム級には、もっとパワーも強く、体格の大きい『モンスター』が多数在籍している。そんな『モンスター』たちが多数在籍するも、井上は勝ち続け、これからも無敗伝説は継続なるのだろうか。

やはり『モンスター』井上は強かった

井上尚弥がスーパーバンタム級デビュー戦で闘った相手は、現WBC・WBO王者『スティーブン・フルトン』である。挑戦者として試合に挑むのは、5年6ヵ月ぶりとなる。

今回の相手、フルトンは身長も高くリーチも井上より長い。また、長いリーチを生かしたジャブで相手を近寄らせず、自分の闘いやすい間合いに持ち込み、最終的に判定で勝つスタイルのボクサー。2014年にプロ転向してからプロ21戦8KO無敗と経験があり、ディフェンス技術やスピードも優れている。

一方、井上は序盤からジャブを積極的に打ち、相手との距離を急激に詰め、少ないパンチで一気に仕留めるスタイル。それに加えてフルトンの動きを研究し、有効なパンチを見つけひたすら練習を重ねるなど、頭脳を生かした賢明なボクシングを展開できるボクサー。

そんな2人の試合は、序盤からジャブの打ち合いで、両者とも間合いや相手の攻撃パターンを探り合う展開。その間、井上はフルトンの動きを研究して見つけた『ボディーへのジャブ』を積極的に打ち続けた。

拮抗した展開が7R(ラウンド)続き迎えた8R目。ボディーへのジャブを警戒したフルトンは、ガードの位置が顔の前から少し下がる。この変化に気づいた井上は、一気に倒しにかかった。

この試合で何度も打っていたボディーへのジャブを当てたあと、すぐさま右ストレートを放つ。すると顔面にクリーンヒットし、フルトンはバランスを崩した。ダウンを奪った井上は、そこからパンチを打ち続けコーナーに追い込むと、相手が立っていられずレフェリーが止めに入り、試合終了。

階級を1つ上げて戦うこと、しかも、この階級で負けたことない相手に挑むことに、日本のみならず世界中でたくさんの予想や憶測がされる。ボクシング界も注目の一戦となった『井上尚弥vsスティーブン・フルトン』の結果は、井上が圧巻の「8R KO勝利」となった。

史上最強『モンスター』への一歩に

スーパーバンタム級に舞台を変え、フルトン相手に勝利を収めた井上。この先もバンタム級の勢いのまま、スーパーバンタム級でも『モンスター』として君臨し続けるだろう。

また、井上陣営はスーパーバンタム級初の主要4団体統一を目指しており、別の2つのベルトを持っている『マーロン・タバレス』との統一戦はいつ行われるのか楽しみである。

さらに、井上自身はフェザー級でも王者になり、5階級制覇を成し遂げたいと示唆しており、ボクシングファンはもちろんのこと、格闘技ファンやそうじゃない人々も注目しているだろう。ここから始まる『モンスター』井上尚弥の新たな伝説の始まりに期待したい。

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