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2024/11/10:フリーペーパーvol.104発刊!

最高のバンド、スピッツ その音楽の力

1987年結成から今年で35周年!

デビューから今も愛され続けるスピッツ。なんと2022年で結成35周年だそうで、メンバーも50代なかば。なんかスピッツって老けないですよね。

メンバーは…

草野マサムネ ボーカル、ギター 1967年12月21日生まれ(54)
三輪テツヤ ギター 1967年5月17日生まれ(55)
田村明浩 ベース 1967年5月31日生まれ(55)
﨑山龍男 ドラムス 1967年10月25日生まれ(55)

の4人ですね。皆さん、1967年生まれの同い年なんですね。ライブをYouTubeなんかで観ますが、エネルギッシュでパワフルで、そしてとても丁寧に演奏している印象があります。マサムネさんの澄んだ透明感のある声も、昔と変わらないのは奇跡的だと思います。

今回はスピッツについて書きたいと思い、スポティファイで昔の作品から聴き返したのですが、どのアルバムにスポットを当てるか、すごく迷いました。だって全アルバム、名盤じゃないですか(笑)

それくらい、どのアルバムもクオリティが高く、どうやら今さら説明するのも野暮だと思いましたが、素直に好きなアルバムについて書こうと思います。

6thアルバム、「ハチミツ」

1995年9月20日に発売された彼らの最大のヒット作。全曲を通してとても聴きやすく(スピッツのどの曲も聴きやすいのですが)、個々の楽曲の主張が強いです。よく名盤として挙げられる本作。シングルの「ロビンソン」、「涙がキラリ☆」、後に配信限定シングルとしてリリースされる「愛のことば」など有名曲はもちろんのこと、表題曲の「ハチミツ」、「トンガリ’95」、「あじさい通り」、「Y」、「グラスホッパー」など素晴らしい曲ばかりのアルバムです。僕は95年の当初はこのアルバムを聴いていないのですが、それから何年後かに購入して聴いていました。「愛のことば」や「トンガリ’95」がお気に入りでした。特に「愛のことば」はカラオケでよく歌っていました。歌う度にキーが高くて、何度も撃沈しました(笑)マサムネさんは高音も平然と歌うし、音程を外したりもしないですよね。まさに日本の宝だと思います。そんなマサムネさんのボーカルが際立っている本作。今回聴き返して、「ああ、やっぱりすごく良いアルバムだ」とスピッツの、タイムレスに心に響く楽曲達に感極まってしまいました。

9thアルバム、「ハヤブサ」

2000年7月26日に発売された本作。シングルは「ホタル」、「メモリーズ/放浪カモメはどこまでも」の2曲です。このアルバムはリアルタイムで聴いていました。何度も繰り返して聴いて、それでも全然飽きませんでした。今回、聴き返し、その熱量とソングライティングに脱帽しました。全曲、素晴らしい出来ですが、昔から僕が好きなのは「8823」です。タイトルチューンで「ハヤブサ」と読みます。このアルバムといったら、僕の中で、この「ハヤブサ」なのです。アルバム全体的に非常にロックなスピッツが聴けると思います。マサムネさんの爆発的なエネルギーを持った、高音を響かせるボーカルはどのアルバムでも聴けますが、特にこのアルバムでは顕著だと思います。スピッツは正真正銘のロックバンドだと再確認出来るアルバムです。

10thアルバム、「三日月ロック」

2002年9月11日に発売された本作。シングルは「遥か」、「さわって・変わって」、「ハネモノ」、「水色の街」の4曲です。しかしこのアルバムは、シングルを楽しむというより、収録曲のクオリティの高さが強みであると、僕は思います。1曲目から「夜を駆ける」(僕がスピッツの曲の中で一番好きな曲です)、スピッツ初のダンスビートナンバー「ババロア」、どこかダウナーですが光を感じさせる「ガーベラ」、屈指の応援歌「けもの道」と、アルバム全体で聴かせるのが本作だと思います。僕の中で、スピッツの最高傑作だと思っています。このアルバムは闇夜を照らす月明かりのような、辛く苦しい時も、そっと背中を押してくれる、そんな事を思わせてくれるアルバムだと思います。

12thアルバム、「さざなみCD」

2007年10月10日日に発売された本作。シングルは「魔法のコトバ」、「ルキンフォー」、「群青」の3曲です。今回、スピッツを聴き返して、このアルバムは何か力を感じ、是非とも記事にしたいと思いました。何度も繰り返したくなる、アルバムとして非常に完成度を感じさせてくれるアルバムです。「僕のギター」、「桃」、「不思議」、「点と点」、「P」、「トビウオ」、「漣」、「砂漠の花」、名曲ばかりの尋常じゃないクオリティのアルバムです。どうやったらこのアルバムしかり、他のアルバムもこんな名盤ばかり創作出来るのでしょうね。不思議です。

16thアルバム、「見っけ」

2019年10月9日に発売された本作。オリジナルアルバムでは最新作です。シングルは「優しいあの子」。まず1曲目の「見っけ」からやられます。「ラジオデイズ」や「快速」、「YM71D」(マサムネさんは「ヤメナイデ」でも「ワイエムナナイチディー」でも好きに読めばいい、と発言しています)、「はぐれ狼」、「ヤマブキ」など良曲、多しです。何が一番すごいかといえば、メンバーも50代のなか、何でしょう、このフレッシュなアルバムは、というところだと思います。ユニークでキャッチーで、アルバムジャケットもかわいいし、何かすごいアルバムというのが、ひしひしと伝わってきます。

次回作、今後の活動、期待しております

「見っけ」以降、シングルは「猫ちぐら」、「紫の夜を越えて」、「大好物」とリリースされました。特に「紫の夜を越えて」は今後のスピッツに期待出来るものでした。スピッツはまだまだ素晴らしい曲を聴かせてくれるでしょう。スピッツのアルバム、5枚だけでしたが、書かせていただきました。他のアルバムも本当に素晴らしいです。シングル以外のアルバム収録曲も良い曲が多すぎます。ベストアルバムで「おっ、スピッツ、良いな」と思ったあなた、是非ともアルバムを通して(どのアルバムでも良いです)聴いてみてください。スピッツの音楽の力を感じられると思います。あとマサムネさんのラジオ、ロック大陸漫遊記もとても面白い番組なので、そちらもおすすめです。マサムネさんのロックの博識さに舌を巻きます。鹿児島なら火曜日、夜9時、エフエム鹿児島(79.8MHz)にて放送されます。見逃した方はスマホアプリの「radiko」でお聴きください。それでは読んでいただきありがとうございました!(10月26日時点)

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