オリンピックの精神「オリンピズム」には、スポーツを文化、 教育と融合させ、 生き方の創造を探求するものとあり、文化の一つに芸術がある。文部科学省と各企業は2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、スポーツだけでなく、芸術の分野でも障害者の才能を生かせる環境を整えようと、障害者アーティストの育成に力を入れている。
オリンピズムは肉体と意志と精神のすべての資質を高め、 バランスよく結合させる生き方の哲 学である。 オリンピズムはスポーツを文化、 教育と融合させ、 生き方の創造を探求するものである。 その生き方は努力する喜び、 良い模範であることの教育的価値、 社会的な責任、 さらに普遍的で根本的な倫理規範の尊重を基盤とする。
「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」登壇 – Kazuya Ogawa Creative Note 小川和也のクリエイティブノート
— ☆るるどん☆ (@rudopai_ruru) October 19, 2016
文部科学省は10月19~22日に東京と京都で開催する東京五輪などのキックオフイベント「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」の中で、障害者アーティストの活動を紹介するプログラムを用意した。
ロームシアター京都では、特に芸術の伝統的な訓練を受けておらず、名声を目指すでもなく、既成の芸術の流派や傾向・モードに一切とらわれることなく自然に表現した作品展「アールブリュット展」、東京国立新美術館でのアート展「ここから アート・デザイン・障害を考える3日間」などだ。
「ここから アート・デザイン・障害を考える3日間」には、自閉症の切り絵作家の藤岡佑機さんの作品も出展される。
画像引用:藤岡佑機の世界
藤岡佑機さんの制作風景動画がこちら。
動画では、藤岡さんはハサミを器用に使い、紙に切り込みを入れて作品を作っている。
まさに紙の神。
埼玉県立近代美術館で『すごいぞ、これは!』観てた。なかなかどの作品も面白かったけど、コンセプトに直球と言う意味では、伊藤輝政氏のデコトラと、藤岡佑機の切り紙の作品自体だけでなく制作工程がすごかった。(-ε- ) 実は一番惹かれたのが、西脇直毅氏(健常者)の作品だったのよね~。
— Shirosan (@Shirosan001) October 28, 2015
また、企業の障害者アートへの取り組みには、損害保険ジャパン日本興亜が障がい者自立推進機構と連携し、サッカーをテーマにした「SOMPOパラリンアート・サッカーアートコンテスト」を行った。
コンテストでは、1862作品の中から、栃木県立益子特別支援学校に通う16歳の飯山太陽さんが描いた「未来のサッカースタジアム」がグランプリに選ばれた。
画像引用:NIKKEI STYLE
「障害者×アート」の分野は、さまざまな日用品や食品、ファッションにも取り入れられ、ますます身近になっている。
障害者アートに対する官民挙げての取り組み。ダイバーシティー社会の実現が加速することだろう。
http://wfsc2016.mext.go.jp
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO08023220V01C16A0000000?channel=DF280920161012
via:NIKKEI STYLE
via:藤岡佑機の世界
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