2016年4月1日に「障害者差別解消法」が施行されましたが、世の中にはどのような合理的配慮(ごうりてきはいりょ)が飛び交い、障がいのある人々は日々、どのような合理的配慮と向き合っているのでしょうか?
人気シリーズ【GO!HI!的日常】では、車いすユーザーの3人が身の回りで起こったさまざまな出来事の中から「それって合理的!」あるいは「それは合理的じゃないよね!」と感じたエピソードを紹介。イラストレーターの《*マリコ*》《えりこ》、ライターで1児の母の《かおり》で構成された「トリプル☆リー」が制作しています。
※当コンテンツは南日本新聞で2017年10月から掲載開始。今回は2022年9月14 日(水)に57回目として掲載された紙面オリジナルコンテンツ【GO!HI! ゴーハイ的合理的配慮な日常】のバックナンバーとしてお届けします。
商品に手が届かず、困っていると…。
Illustration by えりこ
車いすユーザーで低身長の私は買い物をする時、
ある日、高い場所の商品が届かずに困っていると、
その後も買い物を続けていると、膝の周りが買う物でいっぱいに!
すると、先ほどの学生さんがかごを持って来てくれたのです。でも、
このような心遣いはうれしくて断ることに躊躇してしまいますが、終始笑顔で話してくれたことが印象的で、自分の立場になって気にかけてくれたことも伝わり、感激しました。
その場だけの出会いでも、互いを思い合える声掛けができたらと思います。