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2022/05/10:フリーペーパーvol.74発刊!

FIFAワールドカップ 過去最高のベスト8へ

熱い戦いが再び

2021年は8月に夏季東京オリンピック、2022年は2月に冬季北京オリンピックが開催され、世界中が熱狂した。オリンピックならではの熱い戦いが繰り広げられ、一生懸命頑張る選手たちの姿に多くの人々が感動し、勇気づけられた。

これほど熱かったオリンピックに負けないぐらい熱いスポーツの大会が2022年は、もう一つある。それはFIFAワールドカップだ。たくさんの競技や種目があるオリンピックとは違い、FIFAワールドカップは一つの競技、サッカーだけの大会である。

今大会は異例?

ワールドカップは、FIFA(国際サッカー連盟)の役員投票によって開催国が決められる。これまで21回行われ、17カ国で開催された。今年は、18カ国目となるカタールで開催される。

ワールドカップは、通常6〜8月の夏に行われる。しかし、今大会は、11月に行われるのだ。なぜ、11月に行われるのか。これには、開催国・カタールの場所の問題がある。

カタールは中東に位置し、赤道に近い。そのため年間を通して気温が高く、夏には40度を超えることもあり、現地の人でも外出を控えるほどだ。そこにやってくる選手、サポーターは命を落とす危険性があるという観点から、気温のあまり上がらない過ごしやすい11月に開催されることになった。

組み合わせ決定

カタールで開催されるワールドカップのグループステージ組み合わせ抽選会が2022年5月1日(日本時間2日)に行われた。11月21日に開幕するカタール大会に、出場する32チームが6月15日に全て決定した。

森保監督指揮の下、過去最高のベスト16を上回るベスト8を狙う日本グループEで、スペイン、ドイツ、コスタリカと同組になることが決定した。

8つの組でそれぞれ総当たり戦(計3試合)を行い、各組上位2カ国の計16チームが決勝トーナメントに進む。12月18日に開催される決勝までは、計64試合が行われる。

グループA

  • カタール ※開催国 (初出場)  FIFAランキング51位
  • エクアドル(2大会ぶり4回目) FIFAランキング46位
  • セネガル(2大会連続3回目)  FIFAランキング20位
  • オランダ(2大会ぶり11回目)  FIFAランキング10位

グループB

  • イングランド(7大会連続16回目) FIFAランキング5位
  • イラン(3大会連続6回目)    FIFAランキング21位
  • アメリカ(2大会ぶり11回目)   FIFAランキング15位
  • ウェールズ (16大会ぶり2回目)  FIFAランキング18位

グループC

  • アルゼンチン(13大会連続18回目) FIFAランキング4位
  • サウジアラビア(2大会連続6回目) FIFAランキング49位
  • メキシコ(8大会連続17回目)    FIFAランキング9位
  • ポーランド(2大会連続9回目)   FIFAランキング26位

グループD

  • フランス(7大会連続16回目)   FIFAランキング3位
  • オーストラリア(5大会連続6回目)  FIFAランキング42位
  • デンマーク(2大会連続6回目)   FIFAランキング11位
  • チュニジア(2大会連続6回目)   FIFAランキング35位

グループE

  • スペイン(12大会連続16回目) FIFAランキング7位
  • コスタリカ (3大会連続6回目)   FIFAランキング31位
  • ドイツ(18大会連続20回目)  FIFAランキング12位
  • 日本(7大会連続7回目)    FIFAランキング23位

グループF

  • ベルギー(3大会連続14回目) FIFAランキング2位
  • カナダ(9大会ぶり2回目)   FIFAランキング38位
  • モロッコ(2大会連続6回目)  FIFAランキング24位
  • クロアチア(3大会連続6回目) FIFAランキング16位

グループG

  • ブラジル(22大会連続22回目) FIFAランキング1位
  • セルビア(2大会連続13回目)  FIFAランキング25位
  • スイス(5大会連続12回目)   FIFAランキング14位
  • カメルーン(2大会ぶり8回目) FIFAランキング37位

グループH

  • ポルトガル(6大会連続8回目) FIFAランキング8位
  • ガーナ(2大会ぶり4回目)   FIFAランキング60位
  • ウルグアイ(4大会連続14回目) FIFAランキング13位
  • 韓国(10大会連続11回目)      FIFAランキング29位

厳しい戦いに

カタール・ワールドカップの抽選会が行われ、森保監督率いる日本は、ドイツとスペインのいるグループEに決定した。この結果に、日本のサッカーファンは悲鳴をあげただろう。なぜなら、過去に、ワールドカップで優勝したことのある国が2つ入っているからだ。

そんな中、サッカー解説者や一部の外国人記者は「日本にも十分チャンスがある」と言っている。とあるイギリスの記者は、このようにも言っている。

スペインとドイツに勝つのは相当難しいと考えているかもしれない。でも、2か国が世界を席巻した8〜12年前ほど、飛び抜けてはいない。2018年のロシア・ワールドカップでも、両国とも不本意な結果に終わり、ドイツに至ってはグループステージ敗退と酷かった。

その4年前よりは若手が中心で、チームの若年化が進んでいるとはいえ、経験値はそれほど高くないのだ。

何より、日本は前回大会で世界最高峰のチームと戦えることを示したではないか。イングランドがPK戦の末に倒したコロンビアに勝ち、また、イングランドが2度敗れたベルギーとは、好勝負を演じた。

その上、開催地はカタールだ。他の3か国に比べれば、日本は中東でのプレーに慣れている。これは小さくないアドバンテージになるだろう。

戦術が勝利の鍵

日本は数年前から国内ではなく、海外で活躍している選手が増えている。なぜ海外で活躍できるのか。それは、個々の能力が上がり海外でも対等に戦えるようになったからだ。

だが、海外で活躍しているのに、なぜ日本代表として召集され、試合に挑むと点がとれなかったり、負けたりすることが多いのか。それには、戦術が大きく関わっているのだ。

そこで、グループステージの強豪のドイツ・スペインの戦術をまとめてみた。それを踏まえた上で、日本がどのような戦い方をすれば勝つことができるか、私なりに考察していきたい。

ドイツを倒すには

まずは、ドイツの戦術を見ていく。基本的にサイドからの攻撃が多い。どちらかのサイドで相手を崩していき、そこに逆サイドの選手やボランチ(近い選手)のどちらかが入っていく。さらに、コーナーキック等セットプレーでも緻密な準備のもと臨んでくるチーム。

ドイツは攻撃よりもディフェンスに力を入れている。組織的なハードワークで相手を追い込む。そして、個人の力で奪うというよりはチームとしてしっかりと守備組織を組み、相手の戦術に柔軟に対応していくスタイルでディフェンスから攻撃に繋げていく。

守備が堅く、攻撃ではしっかりと準備をしてくるドイツに勝つための日本の戦術を考察していく。

攻撃では、細かいパスを繋ぎ、徐々に相手ディフェンスの陣形を崩していき、瞬間的に空いたスペースに伊藤純也や浅野拓磨、古橋亨梧などのサイドやトップの足の速い選手を走らせ、素早いパスで速攻を仕掛けていく。

ドイツは、サイドからの攻撃が多く、その攻撃に近くの選手が加わる形で攻めてくる。そのため、ボールを持っている選手にはしっかりつく必要がある。

サイドからの攻撃には長友佑都や田中碧が対応し、他のディフェンダーは、近くの選手へのパスコースを予測し、カット又はコースを塞ぎパスさせない状況にもっていけば、攻撃にも勢いが生まれドイツに勝てる可能性が高い。

スペインを倒すには

次に、スペインの戦術を見ていく。スペインの戦術は、「ティキタカ」と呼ばれるパスサッカーでボールを保持して相手に攻める時間さえ与えず、一方的に攻め続ける。だが、パスがメインの戦術のため、相手チームがゴール前を多くの選手でディフェンスされると、攻め手を失い、ことごとくカットされ、カウンターを受けることが多かった。

しかし、最近ではドリブルで打開できる選手を取り入れており、ゴール前を中心に守っているだけだと危険な位置からドリブルで突破される恐れがある為、ディフェンスの対応がより困難になる。これまでの長所を維持しつつも、さらにウィークポイントだった点を改善し、常に進化している。

ディフェンス面では、相手によって中盤、最終ラインの構成を変えるため、ロングパスでカウンターを仕掛けてもオフサイドになることが多くなるのだ。さらに、招集されるどの選手も主力を務められる実力があるため、選手が交代しても気が抜けない。

圧倒的な攻撃力のあるスペインに勝つための日本の戦術を考察していく。守備では、横パスはあまり気にせずに縦パスを繋げにくくするため、選手同士で守る範囲を決めて守るゾーンディフェンスをメインに、パスカットを狙う。

また、ゴール前を固めておきながらも、ドリブルを仕掛けられても対応できるように、ディフェンダー以外の選手の鎌田大地や遠藤航など2人・3人でプレッシャーをかけてコースを遮断する。隙ができたときにボールを奪いにいき、自分たちの攻撃に転ずる。

攻撃では、スペインはカウンターを受けないようにディフェンスを改善したとはいえ、試合が進むにつれ攻撃に力が入ってくると予想して、ゴール前のパスカットから速攻を狙う。さらに、日本はドリブルの上手い選手が多く、三笘薫や伊藤純也などサイドの突破からも点を奪える力があるため、積極的に狙っていく。

しかし、中盤に最終ラインの構成を変えてくるため、選手同士でコミュニケーションを取りながら、カウンターで攻める際にはオフサイドに気をつける。カウンターが狙えない状況では、ディフェンスを中心に細かいパスを繋ぎチャンスが来たら、ロングパスや縦パスで攻めて行けば、スペインに勝てる可能性が一段とアップする。

日本の強みを全面に

これまで日本は、1998年のフランス大会から6大会連続でワールドカップに出場している。最高成績はベスト16である。2018年のロシア大会では、終盤まで1点リードしていた。ベスト8に進んだと思っていたが、終了間際に逆転され惜しくも負けてしまい、ベスト16で大会を終えた。

だが、今大会の日本は、今までとは違い史上最強のチームである。6月の代表戦では、招集された28名のうち、22名が海外のクラブに所属しており、試合でも活躍している選手たちがほとんどだ。

カタール大会に臨む日本代表の選手はまだ決まっていない。でも、選ばれるメンバーはおそらく個々の能力では他の強豪国にも劣らないだろう。

6月6日に行われたキリンチャレンジ2022のブラジル戦のように、チーム全員でハードワークな攻守で挑めば、ドイツ・スペインにも勝つ可能性も広がるのではないだろうか。

世界に今の日本の力を見せつけてほしいし、日本史上最強のチームで過去最高のベスト8に進んでほしい。

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