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【ゴーハイ的日常】グルメの話は楽しいけれど…

2016年4月1日に「障害者差別解消法」が施行されましたが、世の中にはどのような合理的配慮(ごうりてきはいりょ)が飛び交い、障がいのある人々は日々、どのような合理的配慮と向き合っているのでしょうか?

人気シリーズ【ゴーハイ的日常】では、車いすユーザーの3人が身の回りで起こったさまざまな出来事の中から「それって合理的!」あるいは「それは合理的じゃないよね!」と感じたエピソードを紹介。イラストレーターの《*マリコ*》《えりこ》、ライターで1児の母の《かおり》で構成された「トリプル☆リー」が制作しています。

※当コンテンツは南日本新聞で2017年10月から掲載開始。今回は2022年1月5日(水)に掲載された紙面オリジナルコンテンツ【GO!HI!ゴーハイ的合理的配慮な日常】のバックナンバーとしてお届けします。

Illustration by*マリコ*

会話の途中でちゃぶ台をひっくり返したくなる瞬間

会話の話題が飲食店の場合、料理のおいしさや雰囲気、リーズナブルかなど、さまざまな情報を得ることができます。

聞いているうちに想像が膨らみ、行ってみたくなるのは当然で行く気満々になりますが、「車いすは難しいかも…」。

その一言に今まで何度打ちひしがれたか分かりません。

最近はテークアウトや宅配で飲食店の料理を自分で気軽に味わえるようになりましたが、「なんで私に話した?」と切なくなり、あまりのガッカリ感で昭和のお父さんのようにちゃぶ台をひっくり返したくなるほどです。

車いすのことを意識しないで話をするのはうれしいことですが、悔しい気持ちがあるのも事実。

でも、やっぱり会話で気は遣ってほしくないと複雑な心境なのです。

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