2014年、アジアパラ競技大会のケヤン体育館では、パラバトミントンの決勝トーナメントが行われていました。パラバトミントンには車椅子と立位のカテゴリーがあり、それぞれ障害の程度に合わせてクラス分けがされています。
ルールはおおむね一般のバトミントンと同じですが、車椅子クラスのシングルスは半面で行われるなど、独自の競技規則があります。
2020年の東京オリンピックでは、このパラバトミントンが新種目として採用されています!
2014年10月22日、決勝トーナメントの準決勝などが行われ、車椅子 男子シングルスで長島理(ながしまおさむ)選手が銅メダルを獲得しました。この長島選手は、車いすバトミントンの先駆者として今メダルに一番近いと言われている人物です。
中学からバドミントンを始める。大学時代に事故で脊髄を損傷し車椅子生活となったが、車椅子バドミントンを知り競技を再開。日本代表として、国内外の大会で数多くのメダルを獲得している。
NHKドキュメンタリー – ハートネットTV ブレイクスルー59「パラバドミントン選手・長島理さん」 https://t.co/Up2zLqG9lM
— TOKUMOTO Susumu (@tokumoto_susumu) 2016年10月2日
今や数々のメダルを獲得している長島さんですが、当時の事故について「絶望」の二文字で語語っています。「もう二度と歩けない」と自分の置かれている状況を悟り、自暴自棄になっていた長島さんを前向きな気持ちに変え、救ったのは「バトミントンをやりたい」という純粋な想いでした。
決勝トーナメントの準決勝試合を振り返り、長島選手はこう語っています。
『ショットの正確性と前後の動きは圧倒的に向こうが上なので、こっちがミスをしているようではその差を埋められない。そこが課題』
次回の東京パラリンピックで、バドミントンが実施種目として採用されることは選手はもちろん関係者にとっても大きな目標でした。
日本障害者バドミントン協会顧問で、日本代表の坂本勝之監督は、「長年の夢が叶った」と喜びを表現した。
バトミントンもまた、一般の人と障害を持つ人が一緒にチーム作りをして練習や試合ができるスポーツです。日長島選手もまた、「車椅子で参加しやすい競技なので、周りを巻き込んでやっていきたい」と話しています。
パラバトミントンのナガシマさん、カワイイ〜4年後応援しなくちゃ。
— Teresa (@gim2828) 2016年10月3日
ふおおおお!小学校からの友達も出席しとる!パラバトミントン!がんばってほしいな〜〜!!! https://t.co/eOMJMzQVAs
— はな(げ) (@hanagedazo) 2016年9月21日
東京パラリンピックまで後4年ですね!オリンピック開催地が東京と決まった時は私もすごく嬉しかったことを覚えています。その時は「あと6年後か〜。私何才だろう…」と思っていましたが、ついに東京での開催も近づいてきました。
リオ・オリンピック、パラリンピック日本代表選手が東京でパレードを開催するなど、まだまだリオの熱は冷めやらぬ中、いよいよ迫った4年後のここ日本での東京オリンピック・パラリンピック、さらに新種目にも期待です!
http://masports.jp/summer/badminton/5540http://kisha-poppou.com/nagashima-osamu/
via:MA SPORTS
via:記者っぽ報