コーヒーを適度に摂ることの健康効果は抜群!しかし摂り過ぎには注意を。
「コーヒーの摂りすぎは体に良くない」と聞きますが、カフェインを摂ることは健康にはとても良いことなのです。コーヒーは朝の眠気覚ましにピッタリですが、飲み過ぎると脳が覚醒してしまい、睡眠障害に陥ってしまう可能性があると言われています。
実際、コーヒーを摂取することでどんな効果があるのでしょうか?1日ドリップコーヒーを1~3杯程愛飲している私の意見も交えて、コーヒーの効果をメリットとデメリットに分けてご紹介していきます。
それでは早速、みていきましょう!
コーヒーを飲むことのメリットは?
・アンチエイジングが期待できる
コーヒーに含まれているポリフェノール(クロロゲン酸)は、抗酸化作用があるため、老化の原因となる活性酸素を抑えてくれる働きがあります。また、このクロロゲン酸はワインやココアにも含まれており、シミやしわ、皮膚のたるみの対策が期待されています。
・ダイエット効果がある
私たち人間の健康を左右する自律神経には、副交感神経と交感神経があります。コーヒーを飲むことで交感神経が優位に働き、脂肪の代謝を促します。また、運動前にコーヒーを1杯摂取するとエネルギー消費量が著しく増えるようです。ダイエット効果が期待されています。
・脳を覚醒させる
コーヒーに含まれているカフェインが、脳を覚醒させて集中力を高めてくれると言われています。余談ですが、最近の栄養ドリンクの成分表を確認すると、カフェインだけでなくアルギニンが含まれています。実は理由があって、以下の研究結果が出ています。
ノエビアグループは、覚醒効果を有する成分の研究を行っています。この度、健常成人男性を対象とした試験において、「アルギニン」が「カフェイン」の覚醒効果を増強することを明らかにしました。
・リラクゼーションと情報処理効果
コーヒーの種類によっては、リラクゼーション効果や情報処理効果の向上も期待されています。コーヒーには、私たち脳に流れるα波とP300と呼ばれる脳波に、深く関係を及ぶすようです。つまり、ストレス軽減に効果があります。
カフェインをより有効に摂りたいのであれば、コーヒーでなくても、アルギニンが含まれた栄養ドリンクでも良いかもしれません。
専門家の意見の中には、カフェインは通常よりも強い力を発揮する効果があるようなので、スポーツをしている方には良いでしょう。
ここまでは、コーヒーのメリットを紹介しましたが、次はコーヒーのデメリットをご紹介します。
コーヒーを飲むことのデメリットは?
・胃の働きを促す
カフェインには、胃の働きを活発にする働きがあります。そのため、空腹時にコーヒーを飲んだり、過度の摂取をしてしまうと、胃酸の分泌が過剰に働いてしまい、胃が荒れる原因となるので気を付けましょう
また、コーヒーのカフェイン量は、100mlあたり60mgとなっています。1日あたりのカフェイン摂取の適量は個人差があるため、上限量は決まっていないようですが、海外の目安量を総合してみると、一般的には1日あたり1杯90mlとして3~4杯程度が良いでしょう。
・妊婦や授乳中は控えるべき?
妊婦や授乳中の気になるコーヒーのカフェイン摂取ですが、赤ちゃんの寝つきが悪くなったり、落ち着きがなくなったりする可能性があります。 また、赤ちゃんは代謝機能が未熟なため、カフェイン代謝に約80時間程かかります。 その分の影響も出やすいといえるでしょう。ですから、かかりつけのお医者さんとの事前相談をして決めることがおすすめされています。
飲むタイミングと組み合わせ
飲むタイミングは、空腹時は避けるのが大事です。ダイエット目的の人は、運動前にコーヒーを1杯飲むことが、エネルギー消費量をグッと高めてくれます。また、昼食後の10~15分前にコーヒーを飲んでから昼寝をすると、午後からシャキッとして仕事や家事などに取り組めるようです。
デスクワーク、運動前、ホッとしたい時、さまざまなシーンで手軽に楽しめるのがコーヒーの良いところ。しかし、過剰摂取してしまうとかえって健康に悪影響を起こしてしまうので、1日3~4杯を目安に留めておきましょう。
私のオススメはコレ!
コーヒーに含まれているポリフェノール(クロロゲン酸)ですが、インスタントよりもドリップコーヒーに多く含まれています。インスタントコーヒーに比べると約5倍もの差があるようです。
価格や手間がかかりますが、コーヒーの効果を高めたいのであれば、ドリップコーヒーがおすすめです。
私もドリップコーヒーを好んでよく飲みますが、はじめに30秒ほどお湯で豆を蒸らしてから、回数を分けて少量ずつお湯を注いで作ります。そうすることで、味だけでなく深い香りも楽しめます。
また、インスタントコーヒーでは、鮮度(味・香り)を落とさないために、コーヒーの瓶の紙のふたは縁部分を残して保管しています。そうすることで、鮮度を長く保てるようです。以前、テレビで聞いたトップシークレット情報です。
日差しの強い季節にはアイスで、寒い季節にはホットで、あなたの日常をハッピーにしてくれるコーヒーを生活に摂り「淹れて」みてはいかがですか?
それでは、最後までご覧くださりありがとうございました。
コーヒーがもたらす「最高の効果」が分かる!(医師解説)ドクターハッシー/内科医 橋本将吉
現役医師の方が解説しているこちらの動画も参考になります!