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2024/4/10:フリーペーパーvol.97発刊!

障がいを持つ父子家庭になり初めてヘルパー制度を使ってみました。

ヘルパー制度をヘルパー2級を持つ障がい者の私が使ってみました

私が今回ヘルパー制度を利用するにあたって、持病の精神病に加え足腰に特大の爆弾を抱えた坐骨神経痛と腰椎看板症のダブルパンチに抱え、困った挙句、ヘルパー利用をくしくも決断しました。

私は、私自身が持病の病気が元で看護士さんや医師などの医療機関などの助けを経て社会復帰したことに影響を受け、ヘルパー2級を受講してヘルパーとして仕事をしていたことがあり、自分自身がヘルパー利用をすることに多大なるストレスがありました。

本来のヘルパーさんとは

訪問介護員は、介護保険法の名の元に訪問介護を行う人のことです。特に男女の規定はありません。通称ヘルパーさん。またはホームヘルパーさんと呼ばれます。

私の認識の中では、当事者にできないことのお手伝いをする。いつも側にいて障害やできないことに対する援助をしてくれる存在です。良き話し相手であり、相談の相手にもなることもあります。時としてドクターや看護師さんの知り得ない当事者の情報などをより多く知っている頼もしい味方です。

私はもう治ることの無い病で、残り時間もおそらく僅かだと確定してます。その事をあえて避けるような身近な者より、真っ向から死に向かあってくれるヘルパーさんや医師に看護師の方がどれだけ気持ちが救われるか。もっともそれは人にもよるのでしょうが。難しいところです。

自身も元同業者故に感じてしまうこと

自分がヘルパー2級を持っていると困るのは、相手の仕事ぶりがよく見えてしまうことです。ベテランハルパーさん達は手際も良く、よく働いてくれます。しかし、ベテランともなると、まるで母のようにうるさく、空気が読めないことが多々あります。自分の考えも固定されている歳です。精神的な支え、気持ち的な配慮などはあまりありませんでした。そんな中で利用を始めた今回のヘルパー制度でした。

実体験をもとに、私がヘルパーを使いたくない理由

その私が体験した近所の老人ホームのヘルパーさんたちのヘルプはなかなかストレスフルなものとなりました。

というのは、まず最初に訪問でやってきた還暦前後の女性ヘルパーさんは、私の家を訪問してくるとすぐさま『換気と逃げ道確保の為だ』と言い放ち窓を開け広げました。そして、次の瞬間、何を思ったか彼女が口にした言葉に私は驚きを隠せませんでした。会話の中に『生活保護、生活保護』『障がい、障がい』などの個人情報の中で1番言われたくないことをけたたましいような大きな声で連呼し近所にも確かに聞こえるような声で話し始めたのです。あまりにビックリする出来事だった為、何もできずに立ちすくむだけでした。

そのヘルパーさんの上司が私の家を訪問するということもありましたが、その際には、私がお手洗いに立っている間にその担当ヘルパーさんは上司を私の家に勝手に招き入れて話をしていたことにも驚きました。彼女は私の家をまるで自分の家のように思うがままにしたのです。

私は、あまりのことに上手く状況が把握できず、されるがままの状況で、とても困り果てました。

最初に来たヘルパーさんがこんな感じだったのもあり、一旦、利用を諦め、上司の方と相談し、次のヘルパーさんに交代してもらうことに決めました。

次に来たヘルパーさんが茶碗洗いや掃除をしてくれ、包丁はどこに置けば良いですか?と聞いてきましたので、坐骨神経痛が理由で動けない私がそこに置いて下さいと離れた位置からお願いをすると、箸立てに包丁の切先を上に向け刃はこちら向きに置いてあったのです、しかもそれを発見したのがウチの小学生の娘でした。娘たちの首に当たる位置に切先が上を向いて、刃がこちらを向いている包丁が置いてあるのです

流石に、殺意と憎悪的なものまで感じた私はこのヘルパーステーションは諦めました。

障がいを持つためか、坐骨神経痛で動けないためか、生活保護世帯だったからか、もしくは全てをひっくるめてからなのか、このような仕打ちを受けたのです。でも、これが実状なんです。

これから必要とされるヘルパーとは

2021年に入り元号も令和に変わり、ヘルパー制度も色々変わっていきます。フィリピンやタイ、マレーシアなどのアジアでは日本の高齢化社会に向けてヘルパー免許・福祉の勉強を強化し日本へのアジアからのヘルパーを考えているそうです。

日本人の間ですらジェネレーションのギャップや格差やコニュニケーション不足によって起こる摩擦や行き違いがある中でアジアの若い世代が日本の高齢者の面倒を見ることは可能なのでしょうか。

実際は、やってみないことにはわからないところですが、案外、アジアの優しきヘルパーさん達に日本人高齢者の心が癒されるなんてこともあるのかも知れませんね。

いずれにせよ、他人のお世話をするヘルパーたるもの自分をまずは正し、自分自身をコントロールできて初めて人の面倒を見る資格があります。自分の体調や自分の気持ちをコントロールできないヘルパーに何ができるでしょう。

これから必要とされるヘルパーは機械的に業務をこなすお金稼ぎに来てる人材ではなく、相手を思いやる心を持った、ハートフルな人材が必要です。そして、そのような人材が育つ日本という環境作りに貢献したいものです。

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