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2021/07/10:フリーペーパーvol.64発刊!

わたくし的、Netflixの印象深いコンテンツ三作

Netflixで色々なコンテンツがたくさん観れる

皆様は、いわゆる動画配信サービスを利用したことはありますでしょうか。Netflix、Amazon Primeといったサービスをはじめとしたこれらのサービスは近年、さらに普及が進み、今や特別に映画が好き・芸術的なコンテンツが好き、という人だけが使うものではなくなりました。多くの人がサービスを介して映画やドラマ、ドキュメンタリーと言ったコンテンツを楽しみ、そこにあるメッセージを感じ取っている中で、私もNetflixを中心にそういったコンテンツを見始めました。

今回は、私が色々とNetflixで作品を眺めている中で、特に印象深かったものを三作御紹介致します。

なぜ私はNetflixを選んだのか

作品を御紹介する前に、なぜ私がNetflixを選んだのか、という理由を御説明します。

単純に言うと、「一旦加入すれば作品が全て無料である」ということが理由です。Amazon Primeは通常、作品を観るたびに毎回300円ほどレンタル料を払わなければならないのですが、Netflixはそれがありません。もちろん月額料金はかかるのですが、(この料金については後述致します)比較的お金を気にしなくていいというのは大きな利点であると思います。

そういうわけで、私はNetflixに重点を置いて動画を観ています。(ただ時々はAmazon Primeを使うこともあります。Amazon Primeにしか置かれていない作品も意外と多いのです。今回はNetflixに重点を置いた文章となります)

コンテンツ1「マスター・オブ・ゼロ」

1997年にアメリカはカリフォルニアで創設されたNetflixは、初期はオンラインのDVDレンタルサービスを提供する会社でした。動画配信の事業を始めたのは2007年頃からで、オリジナル作品の製作も行い、2013年に発表された「ハウス・オブ・カード 野望の階段」などNetflix独自のヒット作も多いです。

私自身の話をすると、Netflixという存在を知ったのは、私の父がNetflixに加入したのがきっかけで、それまでは全く知りませんでした。父が観ているコンテンツは面白いものが多く、私もNetflix内で観たいもの、気になるものを色々探してみる生活が始まりました。

そんな中でまず気になったのが「マスター・オブ・ゼロ」というドラマです。
父が見つけてきたこのドラマは、アジズ・アンザリ演じる、30代で俳優業を務める「デフ」という主人公を軸に物語が展開していきます。

基本的にはコメディで、きちんと笑える話が多いのですが、たまにデフのパーソナルな恋愛事情や、デフがインド移民であるが故に受ける、また彼が目にする広範囲な差別問題にフォーカスする場面もあります。

しかし恋愛や差別といった事柄の取り扱い方が、あくまでありふれた生活の中の一部という感じのある種乾いた感覚があり、こういったネガティブにも映る事象にシナリオごと感情移入して作られているというよりは、「この世では色々なことが起こるし、人間は様々な過ちを行う、しかしそれもまた物事や時代が移り変わるサイクルの一部である」と提示するような、ある種の悟りを保っているような空気感を感じます。その物事に対する俯瞰的な視点、そしてそこから生み出される謙虚なユーモアが、このドラマを単なるコメディにせず、有機的な哀感、ペーソスを加えています。

私が好きなエピソードは、シーズン2の「レ・ノッツェ」です。ここで描かれているデフとアーノルド(デフの親友)の結婚観、人生観の独特な説得力はとても素敵です。この謙虚なユーモアと、静かに募る哀感がとにかく好きです。BGMとして流れる音楽もアメリカの詩人、ルー・リードからイギリスのギター弾きであるドゥルッティ・コラムまで、毎回意義ある選曲で素晴らしいです。

コンテンツ2「ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから」

その後もNetflixのコンテンツを観進める内は良いものもあり、それほど感じ入れないものもあり、という玉石混交な感覚だったのですが、その内に再び父が「ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから」という映画を見つけて来ました。これがちょくちょく映画を観る私にとって、近年最大の傑作だったのです。

あらすじとしては、主人公の頭脳明晰なエリーがアメフト部にいるポールから「アスターに送るラブレターの代筆をしてもらいたい」と頼まれ、エリーはアスターのことが好きだったけれど、その気持ちを隠して代筆を行うところから物語が始まります。そして、そこから描かれていく人間模様が異常なまでにリアルなのです。

なぜリアルなのか。これも「マスター・オブ・ゼロ」と同じく、取り扱われている話題は学校生活における違和感、LGBTQに該当する方が持つ葛藤、といったシリアスなものなのですが、出てくる登場人物たちは皆多面的、多層的に描かれており、単純な悪を演じる者、あるいは単純な善を演じる者が存在しておらず、皆生きる上で様々な事情を抱えている、ということが極めて誠実に描かれている、ということがこの作品における重要なポイントです。

その豊穣な多層性が、学校でうまく行かないことも、恋愛感情で悩むことも、結論として人生の幸福に繋がっていく事柄の一部なのだ、というメッセージを感じさせてくれます。

この多層性というものが現代の海外ドラマや海外映画においては一つのテーマになっていて、もはや単純な善悪や、対立的な構造を擁した作品に関してはある種疑問を呈される傾向にあります。

そういった時代背景の変化の流れも含めて、何かに迷っている方、何かに突き動かされて落ち込んでしまった方には、是非観て欲しいと思います。ここには、嘘偽りのない誠実な救いが込められています。

コンテンツ3「坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async」

その後も色々調べてNetflixを観ていったのですが、そんな中に坂本龍一氏のコンサートのドキュメンタリーである、この「坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async」がポツリと存在していました。私は氏の音楽を愛好しているので、「これは観てみよう」と思い、再生しました。

2017年に発表された「async」という彼の新たな名作であるアルバムを、映像芸術も含めて生演奏で再現するという試みのこの作品ですが、とにかく実験的で、氏の「戦場のメリークリスマス」などに代表されるような、ニュートラルにピアノを奏でるような演奏はほとんどありません。その内容はというと、コンピューターから発される音響と生のピアノを組み合わせて演奏したり、ひたすらピアノの内部を触って音を出し続けたり、楽器なのか何なのかも分からないものが楽器として扱われたり(観れば分かります)、果てはアクリル板をマレットでこする音を延々会場に響かせたり……。

ともすればエキセントリックな思惑に映るこれらの演奏方法ですが、不思議なことに全てが必然的に、「その楽曲に確実に必要なもの」として機能しているのです。何よりもメロディー・和音の美しさが全体において高水準に保たれていることが重要な点でしょう。コンサート会場の天井に映される、これまた実験的な映像も刺激的です。

このドキュメンタリーによって私は、本当に凄い演奏は生で見る、映像で観るといった尺度を飛び越えてしまうことを実感しました。近頃は配信ライブという手法で表現を行うアーティストも増加傾向にありますが、そういったライブ形態にも通ずるような映像表現として非常に丹念で、音楽だけを取り出してもどこまでも繊細で美しいです。映画やドラマだけでなく音楽も熱烈に好きな私には、これ以上ない幸せな時間でした。

Netflixの月額料金はいくら?

ここまで私が面白いと感じたコンテンツを観て来ました。今、Netflixに是非加入したいという方も多いと思います。気になるNetflixの月額料金ですが、とにかく安く利用したい方には、

・ベーシックプランが月額990円

で提供されています。

パソコンやテレビに繋いで映像を観たい方には、

・スタンダードプランが月額1,490円

で提供されています。こちらは2台のデバイスでの同時再生が可能です。

良い画質で観たい方には、

・プレミアムプランが月額1,980円

で提供されています。4K(超高画質)での再生、4台のデバイスでの同時再生が可能です。詳しい手続きはNETFLIXの公式サイトをご覧下さい。

公式サイトはこちら

Netflixは今、無限の可能性に溢れている

このようにNetflixには多種多様なコンテンツがあり、それらは多面的な角度からの社会へのエクスキューズ、時にはユーモラスな表現、あるいは音楽の提供、一般の人にとってはハードルの高い実験的な表現への門戸を開く、といった様々な役目を担うものとなっています。

ドラマ、映画、ドキュメンタリーという三つの視点からNetflixを観てみましたが、もちろんこれ以外にも良い作品はたくさんあります。

「ゴッドファーザー」や「マイ・プライベート・アイダホ」等に代表されるような過去の名作映画も観ることが出来ますし、新しい作品もコンスタントに増え続けています。

「何か芸術に触れて刺激されたい」
「毎日に変化が無く退屈」
「世界の社会的な流れを感じ取りたい」

そんなあなたにはNetflixが適していると思います。こういったサービスに加入してみるのも、普通に生きているだけでは味気ないような毎日を変える、ひとつの手段なのです。

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