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【ゴーハイ的日常】謝るより「ありがとう」の言葉を!

2016年4月1日に「障害者差別解消法」が施行されましたが、世の中にはどのような合理的配慮(ごうりてきはいりょ)が飛び交い、障がいのある人々は日々、どのような合理的配慮と向き合っているのでしょうか?

そんな日常に潜む合理的配慮【GO!HI!(ゴーハイ!)】を紹介するこのコーナーは、当事者が身の回りで起こったさまざまな出来事の中から「それって合理的!」あるいは「それは合理的じゃないよね!」と感じたエピソードをピックアップ。イラストレーターの「*マリコ*」「えりこ」、ライターで1児の母の「かおり」でつくる「トリプル☆リー」が制作しています。

※当コンテンツは南日本新聞で2017年10月から掲載開始。今回は2021年4月7日(水)に掲載された紙面オリジナルコンテンツ【GO!HI!ゴーハイ的合理的配慮な日常】のバックナンバーとしてお届けします。

ついつい使ってしまう「すみません」

                                          llustration by えりこ

いつも通っている出入り口のドアは車いすでの開け閉めが大変で、スムーズに通ることができません。

ある日、いつものようにドアを開けようと頑張っていると、見知らぬ親子が手伝ってくれて、とっさに「すみません」と言うと「こういう時は『ありがとう』だよ」と返されてハッとしました。

その親子は外国の方でした。

以前、日本人は「すみません」という言葉をよく使うと聞いたことがありますが、感謝の気持ちを伝えるのは「ありがとう」ですよね。 日本人の謙虚さも美しいですが、感謝の気持ちは素直に伝えた方がお互い笑顔になれていいのではないでしょうか。

春からは「すみません」ではなく、「ありがとう」を言えるように心がけたいです。

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