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元パソコン修理者が教えるデスクトップパソコンの自力修理方法

デスクトップパソコンの自力修理方法

急にパソコンが不調になってしまい、困り果てたことはありませんか?

修理に出すと、不具合を見つからなかったり、戻ってきても改善されていなかったことで、高額なお金や時間を浪費したり、修理中のパソコンの扱えない物苦しさを感じさせたりと、嫌な思いを経験してきた方は多いかと思われます。

そこで今回、「元パソコン修理者が教える、デスクトップパソコンの自力修理方法」の紹介をしたいと思います。

この記事を読むことで、大体のパソコンの修繕ができるようになります。

パソコンの電源が入らない?

原因として、「電源ユニット」「CPU」「マザーボード」「電源コードの挿し忘れ」が考えられます。

電源ユニットの原因

電源ケーブルや主電源スイッチのある部品です。原因として、電源ユニットの低性能や、寿命が考えられます。

パソコン本体に付いているUSBの穴に、ハードディスクやキャプチャーボードなど、いろいろな部品を取り付けてしまい、電源ユニットの使用限界を超えた可能性があります。

改善方法として、装着している部品を少なくするワット数の高い電源ユニットに買い換える、などがあります。

CPUの原因

マザーボード上の、ファンの下に位置する、様々なデーターを処理する部品です。原因としては、CPUの上方の冷却装置の外れや、数十本あるピンの曲がりが考えられます。

CPU上部にある、冷却装置(ヒートシンク)が外れることで熱暴走が起こさせ、CPUの機能が止まったり、破損させたりします。

冷却装置の外れは、本体の中の下に落ちているので、すぐにわかります。冷却装置の取り付け方法は、パソコンによって違うので、説明書やwebサイトを参考にして取り付けます。

CPUのピンが曲がることで、CPUが全く機能しなくなり、電源スイッチや内部部品など、すべての機能が失われます。原因として、CPU交換CPUの掃除など、CPUを抜いたときに発生します。

ピンを元に戻す方法として、ゴム手袋を着用し、ピンセットや毛抜きなどで、他のピンを参考にしながら、あらゆる方向や角度を見て、優しく何回も撫でながら、元の形に戻します。

マザーボードの原因

マザーボードは、部品同士をつなぐ役割を持ちます。マザーボードが破損すると、部品から部品へ電力やデーターを送れなくなり、電源が入らなくなったりします。

マザーボードの修理は不可能なので、買い替えが必要です。

コードの断線・配線間違い・挿し忘れ

本体につなぐコードはいろんな種類があり、ややこしいです。

原因としては、コードの断線配線間違い挿し忘れがあります。一つ一つ説明書を確認しながらコードをつないで行きましょう。

電源は入るが、画面に何も表示されない?

電源を入れると、部品の作動音が鳴るだけとなる、画面に何も映らない状態です。原因として、電源ユニット以外の不具合が考えられます。

モニターの原因

「モニターに何も映らないから、パソコン本体が壊れている」と勘違いされやすいですが、モニターの不具合も頭に入れた方が良いです。

モニター不具合の確認方法として、モニターのランプ状態や、他の本体につないで特定します。自身でできる修繕箇所はケーブル類しかないので、ほとんどが工場行きとなります。

ランプが全く点かないとき

別なモニターの電源コードに変えてみて、ランプが点いたときは新品のモニターの電源コード買い替えで解決します。点かないときは、修理に出すしかありません。

ランプが点いたとき

パソコン本体とモニターをつなぐケーブル(HDMIやDPケーブルなど)を、他のケーブルに変えてみて、画面に映ったら、ケーブルの買い替えで直ります。映らなければ、モニター側か、本体側が悪いです。

違うパソコンにつないだとき

別の本体につないで映ったら、本体側が悪いです。映らなかったら、モニター側が悪いということになり、コードやケーブル類を変えても駄目な場合、工場での修理となります。

BIOSは起動するが、それから進まない?

OSが起動していない状態です。不具合の主な原因として、BIOSハードディスクが挙げられます。

BIOSの問題

BIOSは、ハードディスクやSSDなどの記憶装置を設定された順序で起動させ、OSを立ち上げます。

誤ったBIOS設定をしてしまうことで、記憶装置やOSが作動しなくなったりします。

対処方法として、BIOSのソフトを最新にアップデート設定を初期化する方法があります。

マザーボードによるBIOS設定初期化方法

まず、本体に挿ってあるすべてのコード(電源コードも含む)を外し、電源ボタンを数回押した後、本体後ろの主電源をOFFにします。

マザーボードにある、ボタン電池を抜いて10分間待ち、ボタン電池をはめた後にすべてのコードを元に戻し、主電源をONにします。

電源を入れてすぐに「F2」ボタンを長押しし、BIOS起動画面に行きます。「設定を出荷状態に戻す」らしきものを探して実行し、「設定を保存して再起動する」を押すと、購入する前のBIOS設定の状態となって再起動されます。

SSDやハードディスクの問題

ハードディスクやSSDの記憶装置には、OSやアプリケーションソフトなど、いろいろなプログラムが入っています。この記憶装置に不備があると、OSが起動しません。

原因として、本体の中の、ハードディスクやSSDをつなぐケーブルの外れや、記憶装置自体の破損が考えられます。

対処方法として、ケーブルの抜き差し確認、OSの再インストール、記憶装置の買い替えがあります。

メモリーの問題

メモリーは、記憶装置やDVDドライブなどの部品と、CPUの間に位置する、データーを高速に渡すための部品です。メモリーに不具合があることで、他の部品とCPUとのデーターの流れが止まり、パソコンが全く機能しなくなります。

原因として、メモリー自体の破損や半挿し、挿す順番の間違い、メモリー不足が挙げられます。

OSはメモリー 一本で余裕に立ち上がるので、メモリーを一本一本挿して電源を入れてみることで、どのメモリーが破損しているかがわかります。メモリーを挿す順番としては、「A1」→「B1」→「A2」→「B2」が一般的です。

他にも、マザーボードの不具合が考えられます。

上記以外の原因

上記以外の原因として、モニター側の設定やチャンネルの切り替え間違い、環境、部品との相性、BIOSやOSの破損などがあります。

あとがき

私の思う一番良い修繕方法は、自身での修理と思っています。

修理に出すと、不具合が確認できなかったり、修理後も不具合が出たりなど、日時やお金をかけます。パソコンの買い替えも沢山の費用をかけます。

どんな不具合かは、自身が一番が熟知しているので、日時や費用をかけずにできます。

修理が難しい場合は、相談や本体の点検、パーツの取り付けをやってくれるパソコン専門店に持っていくのがお勧めです。

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