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話を聞いて欲しい時、求めてるのはあなたの意見ではない

人が話を聞いて欲しい時に必要なのはあなたの意見ではない

人は時として、嫌なことがあったり、浮かない時、物事が上手くいかない時などに、仲の良い友達や先輩・信頼できる友達、彼女・彼氏に相談をすることがあるかも知れません。そんな時、決まって相談を受けやすい人はアドバイスが上手な人や問題解決をしてくれる人ではありません。

そのような時の良き相談相手とは聞き上手な人です。人は話を聞いて欲しい時、悩んでいる時、困っている時などは決して悩みを解決しようとはまず思ってはいないでしょう。そして、大抵が話をしながら答えは当の本人が話すことの中に決まって持っているものです。

なので、相談を受ける側の最良の手段としては、相手の話を十二分に聞いて上げることになります。

相談が必要なとき人は…

人から相談を受けた時、相談をする側は自分に悲観し、ショックを受け、パニックや困惑しているかも知れません。そんな相手に対して「あれをこうすれば良かった」「こうしなさい」「ああしたら良いよ」と言っても、相手側の鬱積した状態の心の中に新しい情報は伝わりません。

物事を頭の中に入れるのにも頭がクリアな状況下で物事を詰め込み、外に出します。それなのに頭の中がパンパンに詰まっている状態で物事を詰め込もうとしても頭はパンクしてしまいます。

一度、自分でノートに書き出すなり、パソコンのノートに書き出すなり、相談相手にきちんと聞いて貰って頭をクリアにする必要がありますよね。

相談を受ける側が行うべき対応とは

相談が必要な方を相手に話をするときに必要なのは、とにもかくにも傾聴です。私の通う病院の相談員さんたちは電話で相談事をすると、とにかく話を聞くことに徹してくれます。話している内容を聞くだけ聞いて話し終えた後で「私は話を聞くことしかできないので申し訳ないのですが、もし私がその立場ならこうするかも知れません」と言う形の話を聞かせてくれます。

聞き上手は話し上手です。相手の話をきちんと聞かないことには良いアドバイスなんてあり得ないんですよね。

相談する側を最良の道へ

人は話を聞いてもらうと自分を受け入れてもらったと満足します。同時に自分の悩みを言葉にして文章化することで自分が何に対して憤りを感じていたか、何が自分は不服だったのか、何に対して不満を感じていたかを感じ取り、どうしたら良いかが徐々にみえてくるものです。

そうやって現に解決に至る場合がありますし、それでも解決しない難しい場合に限り初めて信頼を置ける相手からのアドバイスが役に立ってくるのです。

今、新型ウィルス状況下の中不満を溜め込んだり、ストレスを抱えている人たちがたくさんおられます。

こういう人たちにも人と人との繋がりが大事となってきます。

あなたには心から信頼して、話をできる人がいますか? 1人でも良いのです、そのような人を大切にして心から語り合える心の会話をしませんか?

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