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Appleの聖なるアップデート、PC超えちゃうの!?

iPhone、iPadに興味なんて全くなかった自分が…

半年ほど前に、私は2018年モデルのiPad Pro 11を購入しました。
購入に至った一番の理由が、Bluetoothマウスへの対応でした。

私は障害の関係上、スマホやタブレットの画面に直接指で触れての操作が難しいので、
それらのデバイスを自分で操作するためには、Bluetoothマウスでの操作に対応していることが最低限の条件でした。
Androidのスマホやタブレットは、既に対応していましたが、iPhoneやiPadは対応していなかったので興味もほぼ全くと言っていいほどありませんでした。

Macのパソコンは持っていましたが、Bluetoothマウスはもう当たり前のように対応していました。
iPhoneやiPadの基本ソフト(OS)のiOSは、MacのOSであるMacOSをベースに設計されていたはず。
なのに、iPhone・iPadでは、Bluetoothマウスが使えませんでした。

「なんで?」

「親がそうなら、その子も…」とはいかなかったこの摩訶不思議な矛盾も、
昨年9月リリースのOSバージョン13の登場でついに一応おさらばという形になりました。
( iOSは、このバージョン13以降よりiOSとiPadOSの2つのデバイス別に分かれることになります。)

Bluetoothマウスが使えるようになったが…(ワケあり)

Bluetoothマウスでの操作が可能になった!!
とは、いっても
これにも当初は、一つ面倒なところがありました。

Bluetoothデバイスを使用するには、「ペアリング」という初期設定が必ず必要になります。
人間関係でいう初めて会う方との名刺交換、または自己紹介といったところです。お見合いでもいいですね(笑)
通常であれば、ほとんどのBluetoothデバイスは、設定メニューのBluetoothの項目でペアリング設定ができるのですが、
マウスに関しては少し違う手順を踏んで設定する必要がありました。

設定方法(〜バージョン13.3.1)

設定メニューのアクセシビリティの項目から
「タッチ」→「AssistiveTouch」→「デバイス」
と進んでいくとペアリング設定ができます。

このように、iPhoneやiPadでBluetoothマウスを使うためには、少々回りくどい設定方法を踏むというワケありでした。
使えるマウスも限られ、まだこの時点では暫定的対応という感じでした。
(ロジクールやエレコムといった有名メーカーのマウスは大概使えました。)

しかし、Androidと比べて格段とマウスでの操作性は良かったです。Appleのデバイスには、アクセシビリティ面で業界を大きくリードしているというアドバンテージが既にありますので、それも当然でしょう。右クリックもしっかり反応してくれました。

来たぞ!今度こそBluetoothマウス完全対応!

今年3月25日、コロナショックが世界中を揺るがしている中、ひっそりとAppleより新型iPad Pro(2020年モデル)の発売が開始されました。
それに伴い、iPhoneとiPadの新アップデート iOS・iPadOSバージョン13.4がリリースされました。

このアップデートにより、iPhoneとiPadでBluetoothマウスはもちろんのこと、Apple純正タッチパッド「Magic Trackpad 2」や純正マウス「Magic Mouse 2」にも標準対応し、ついに「完全対応」を遂げることとなりました。

ペアリング設定も設定メニューのBluetoothの項目からできるようになりました。
マウスホイールでのスクロール機能も改善され、ポインタが用途に応じて文字カーソルなどに変化する機能も追加されています。

これでパソコンにまた一歩近づいた!?

もうほぼMacになりつつあるiPad

新型iPad Proとともに発表された純正のアクセサリーの中で、今回新しく追加されたキーボードカバーの「Magic Keyboard」が注目を集めました。
この「Magic Keyboard」は、4月16日より販売が始まっています。

今までも純正キーボードカバーとして「Smart Keyboard Folio」がありましたが、今回の「Magic Keyboard」にはキーボードだけではなくトラックパッドも搭載されており、iPadをセットした姿を正面から見ると、まるでMacBookのようです。
で、横から見るとデスクトップパソコンのiMacみたい。画面がスタンドによって宙に浮いているようなデザインはiMacとほぼ共通しています。
そして、Bluetoothマウスも利用できましたよね。だったら、もうパソコン、ほぼMacじゃないですか!!

iPadのアクセサリーの中には、「Apple Pencil」というものもあります。「アポーペン!」のピコ太郎じゃないですが(笑)
これを使えば、iPadをペンタブレットとしても使うことができます。
iPad Proの側面の磁石にくっ付けて「Apple Pencil」自体のの充電も可能です。
♪I have an Apple Pencil.I have an iPad Pro.
Un…We can charge Apple Pencil by iPad Pro!!♪

iPadはパソコンに進化する!?

iPad Proのコンピューターとしての情報処理性能は、全世界にあるノートパソコンの8〜9割を凌ぐほど高いそうです。
もうパソコンの世界をも喰う勢いですね。本当に恐ろしいほどです。
パソコンが要らなくなる日も近いのでしょうか?
Appleは、コンピューターの概念をまた更に変えつつあるようです。

とはいえ、iPadもまだパソコンに満たない伸びしろは多少ありますので、今後またどのように進化を続けるのか目が離せませんね。
iPad用「Photoshop」や「Illustrator」もリリースしているAdobeなど、iPad向けのアプリを提供するソフトメーカーの動向も必見です。

iPadやiPhoneがBluetoothマウスやタッチパッドに完全対応したことで、まるでパソコンのような操作が可能になりました。
動画鑑賞や電子書籍などの趣味にはもちろん、ビジネスシーンやクリエイティブな制作作業現場、
コロナショックにより外出自粛制限が叫ばれるこのご時世で増えている、在宅テレワークにも十分活用できるツールへとさらに進化を遂げています。
Appleのデバイスを既にお持ちの方もご購入をお考えの方も、ぜひご参考ください。

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