サイトアイコン より良い社会を目指すメディア HIFUMIYO TIMES

東京浅草のシンボル「雷門大提灯」2021年開催予定の東京五輪に向けて

浅草寺・雷門の大提灯

東京・浅草のシンボル、浅草寺の雷門に下がる大提灯が7年ぶりに新調され、4月17日に掛け替えられました。

今までは、約10年ごとに作り直されていましたが、昨年の大型台風で劣化が進み、東京五輪を控えていたことから時期を早めたそうです。

「浅草の雷門」東京を訪れたことのある方なら一度は見たことがあるのではないでしょうか? 私も東京を訪れた際、情緒深い浅草を堪能させていただきました。

浅草を訪れた際に、待ち受けてくれるのはこの雷門の大提灯。私が訪れた際には多くの外国からの観光客で賑わっていました。

今回のお披露目イベントは中止。奉納の祈禱だけが行われました。

雷門、その由来とは

浅草寺総門の雷門は、風神・雷神を左右にまつっていることに由来し、江戸中期には飾られていたことが浮世絵などからもわかります。

1865(慶応元)年12月の田原町大火で一旦、炎上しましたが、その後、持病の快復祈願に訪れていた松下電器創始者・松下幸之助氏の寄進によって1960年に再建されました。以来、大提灯下部の錺(かざ)り金具には正面に「松下電器」、背面に「松下幸之助」と記した銘板が付けられています。今回は、この金具も初めて新調され、金色の輝きが増しました。

雷門大提灯にまつわるエトセトラ

大提灯の大きさはというと、高さ3・9メートル、幅3・3メートル、重さ700キログラム。福井産の手すき和紙を用い、骨組みは京都・丹波の竹林から切り出した一本竹を使っているという伝統のある凝りようです。

1971年に2代目の新調を担って以来、今回までの6代は京都の高橋提灯で制作され、大き過ぎて高速道路の料金所を通れないため、一般道を使い2日をかけて運ばれたとか。どれだけ大きい提灯なのかがここからも伺いしれます。

4月17日早朝から、大型トラックが横付けされ、とび職が取り付けました。

浅草は雷門・大提灯について見解し考察したこと

東京は浅草・浅草寺のシンボル雷門。この浅草の大提灯にかける東京の人たちの想い、浅草寺を訪れる観光客が見る大提灯への想い。その様子が上手く交錯しながら、松下幸之助氏の寄進によって1960年に再建された雷門は今の時代にもこのような形で後世へと残されています。

この歴史的にも大変価値のある大提灯を国内・外からも訪れる観光客の為にも残す為、日々多くの人たちの手で守りながら保存し、来年開かれるであろう東京オリンピックへと向けてより良い形で保存されます。

浅草のシンボルとしていついつまでもこの浅草寺に残されることを願っています。

モバイルバージョンを終了