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自動車業界生まれの競技用義足が2020年 東京パラリンピックを盛り上げる

トヨタ自動車はオリンピック、パラリンピックともに、スポンサーとして多大な貢献を惜しまない姿勢で知られている。運転そのものをもっと楽しくする「Fun to drive(ファンツードライブ)」というコンセプトを掲げ、自動運転の技術開発にも障害者の想いを活かし、日夜研究に取り組んでいるのだ。

「私たちもかっこいいスポーツカーに乗りたい」。障害者が本当に求めているのは、まさにトヨタがスローガンに掲げる「ファンツードライブ」そのもの。障害者に、そのファンツードライブを提供する方法こそ自動運転だった。

そのような自動車業界には多くの部品メーカーが携わることで知られている。シート骨格部品メーカーである今仙電機製作所の子会社で、福祉用具を開発する今仙技術研究所は、ミズノと共同で炭素繊維強化プラスチック製の義足バネを開発した。

画像引用:ニュースイッチ

生産にはコンピューター構造解析も駆使し、日本人に合わせた形状にこだわっている。現在、競技用義足の市場は海外に席巻されているものの、日本人選手を意識した今回の開発には日本のものづくりが大きく反映されている。

リオデジャネイロ大会が終わり、選手も技術者も東京大会を視野に入れている。開発の動きは競合他社にもおよび、たとえばホンダ系のメーカーでは陸上競技用車いすが開発されている。日本の技術力は、日々成長を遂げている。

2020年の東京オリンピックでは、技術者の研究成果が選手によって証明されるだろう。

https://newswitch.jp/p/5732

via:ニュースイッチ

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