マイナンバーカードの発行者数を増やすためのあま〜い♪ワナなのか?
今から遡ること5年ほど前の2015年、当時の経済産業大臣だった甘利明氏がロックバンド「ゲスの極み乙女。」のヒット曲「私以外私じゃないの」の替え歌で「私~以外私じゃないの~ あたりまえだけどね だ・か・ら マイナンバーカード♪」と記者会見中に突然熱唱したりするなど、派手なPRがなされていたマイナンバー制度。あの”文春砲”が炸裂する前の話ですが。
しかし、それからというもの、私たちの生活の周りではこの「マイナンバー制度」がなかなか定着せず、導入当初からうたわれていた利便性もほとんど感じられません。
こうして、マイナンバーカードの申請者数も伸び悩む中、遂にポイント還元事業との”愚かなる”コラボレーション、「マイナポイント」が実現されようとしています。
♫まいなひ、まいなぽ、まいなふっふ〜
マイナンバーカード所有者のスマホ決済にポイント付与。「マイナポイント」を2020年導入へ – Engadget 日本版 https://t.co/Eplq6Tfm51 pic.twitter.com/5qk2SW78pt
— Engadget 日本版 (@engadgetjp) September 5, 2019
おはよしなりー☆
お知らせ!
「マイナンバーカード」のキャラクター【マイナちゃん】の声を担当させていただきました〜(*´◒`*)🐰✨webCMで流れています!
だつりょくうさぎ。ほわほわ〜。すでに1万再生!すごい🐰
あの3人で出演しています!https://t.co/LLHvA8PBV7#マイナちゃん #ちょみぱ— 吉成由貴#ちょみぱ第1・3金曜更新💛 (@yuki_yoshinari) January 28, 2020
ざっくり
そもそも、マイナポイントとは?
今年6月に終了する「キャッシュレス還元事業」に続く官製ポイント還元「マイナポイント事業」のことです。 「マイナポイント事業」は、マイナンバーの利用促進、および消費増税による景気への影響を抑える目的で実施されるそうです。
マイナポイントってなんじゃい!?
— tsu44 (@tsu4484da) February 24, 2020
娘のマイナンバーようやく受け取れた🙆
マイナポイントがどんな制度になるかよくわからないけど🤔
間に合ってよかった✌️ pic.twitter.com/vEvyHg4u2R
— 転妻みえさね🌷8m娘の新米ママ (@tentumamiesane) February 14, 2020
キャッシュレス還元の第2弾?
マイナンバーカードを取得すると設定できる「マイキーID」と対応する決済サービスを連携させることで、決済額の25%・またはチャージ額の25%が「マイナポイント」として還元される仕組みです。還元額の上限は5000円。
ユーザーの申込み受付は今年7月より開始です。申し込み時にマイキーIDと連携させる決済サービスを1つ選択します。また、マイナポイントによる還元は2020年9月から2021年3月末まで実施する予定とされています。
マイナンバーカードでポイント還元、「PayPay」「Suica」などと連携https://t.co/75my7NGzOb pic.twitter.com/ghPL5hGZAV
— ITmedia NEWS (@itmedia_news) February 19, 2020
マイナンバーカードポイント還元、マイナポイントの設定のしかた
スマホのNFCをオンにする
マイナポイントのアプリを入れる
マイキー設定
マイナンバーカードをスマホの裏面にぴったり置く
マイナンバーカードがスマホに読み込まれる
マイナンバーカードをスマホにかざした状態のまま設定する pic.twitter.com/kHMp7Leuos— 梅子 (@scott1888wai) February 19, 2020
なんと高い還元率!?
現在、コード決済サービスのLINE PayやPayPay、メルペイ、d払いなどの各社が「20%還元キャンペーン」など数多くのキャンペーンを実施し、加入者数をめぐり、激しい競争を繰り広げています。ヤフーのようなプレミアム会員特典や、契約している携帯電話会社やカード会社、コンビニ独自のサービスなどに関係なく、マイナンバーカードを発行しマイキーIDを取得するだけで誰もがこれだけの還元を受けられるのは、非常に大きな利点ですね。
マイナポイント知ってますか?申請手続きしようか本気で悩み中。25%は大きいよね〜?
— おつぱい (@harapeko_love) January 29, 2020
最大5000円ではなく、50000円なら社会も変わりそうですけどね…(´ー`)
マイナンバー「25%還元」は大化けするか マイナポイントが所得格差是正のツールに | 岐路に立つ日本の財政 – 東洋経済オンライン https://t.co/gIubJcEIAB #東洋経済オンライン @Toyokeizaiより— 左利きの初心者ゴルファー (@asakawakouya) February 23, 2020
マイナンバー制度「3本の矢」は何処へ?
マイナンバー制度には、次の3つのメリットが存在しました。
- 国民の利便性の向上
- 行政の効率化
- 公平・公正な社会の実現
しかし、私たち国民にはマイナンバーの便利さを肌で感じることはあまりありません。国や行政側からの目線としては、税金や財産貯蓄など国民の所得状況を管理しやすくなるでしょう。
国や行政側だけ「マイナンバー制度」の恩恵が受けられて、公平・公正な社会は実現するのでしょうか。
私はコレには反対。
国はマイナンバーカードの普及を狙ってる。
だから5000円あげるから作って!
と鼻先に人参ぶら下げるの。
でもこれは官民キャッシレス…国民の行動履歴管理や最終的に個人の預金額も国が監視管理しようとするもの!
番号一つで個人を管理させてはダメ!https://t.co/eusvf4BcLW— yasuhoo (@yasuhoo1) February 20, 2020
【マイナンバーカード 発行の利点なし?】
「25%還元とはいえ、1人あたりの最大還元は5,000円。面倒な手続きをして、もらえるマイナポイントが5,000円では物足りないと感じるのではないでしょうか」(荻原博子氏)https://t.co/pomanfgZXf— BLOGOS (@ld_blogos) November 29, 2019
「便利なマイナンバー」普及への努力を!!
2019年の7月の時点でのマイナンバーカードの交付枚数は約1772万枚で、人口に対する交付率は約13.5%にとどまることを総務省が発表しています。
こんな結果になってしまっている理由は、マイナンバー制度が始まっても、行政手続きなどにかかる手間がいつまで経っても旧態依然のままで、マイナンバーの便利さが全くといっていいほど感じられず国民の生活に浸透していないからではないでしょうか?
私たちの生活が本当に便利になるのであれば、わざわざマイナンバーカードの交付申請をして発行するまでの利点がはっきりとあったならば、こんなに伸び悩むことはなかったでしょう。まず実際に便利なものじゃないと、誰も使いたいとは思いませんよね。
こんなことするより、何故広まらないかを考えるべき。。→マイナンバーカード保有で付与される「マイナポイント」とは? 最大25%の還元率 https://t.co/OnTivlKf9m
— 長野智子 (@nagano_t) November 20, 2019
頭の中を整理しないと入っていかない……|増税後に政府が展開するキャッシュレスポイント還元とマイナポイントの問題点(神田敏晶) – Engadget Japanese https://t.co/fxlN8tNucw pic.twitter.com/1m6lKQ8T2Y
— Engadget 日本版 (@engadgetjp) October 1, 2019
ポイントを宣伝に使うな!!
「マイナポイント」は、このマイナンバーカードの交付枚数の伸び悩みをカバーするため、私たち国民を「25%ポイント還元」という大きなエサで釣っているような感じがしてなりません。
ポイントを国民にやればいいというようなやり方は、怠慢としかいえません。「マイナポイント」がもらえる、ということよりも、マイナンバー制度で私たちの生活が便利になる、ということのほうが大事でないでしょうか。
25%還元のマイナポイント事業にSuica、nanaco、WAON、QR決済 – https://t.co/ozO9VCkNli
最低なやり方、どこまでマイナンバーカード作らせたいのか
— 🐤🕊️ (@miyurin0311) February 19, 2020
マイナンバーカード保有で付与される「マイナポイント」とは? 最大25%の還元率https://t.co/zSGPBITU9G
「情報流出がありました」では済まされない他人に開示不可の重要カード💳
それを還元率を餌に普及させようとしている…
「貧しい皆さまに毒入もあるけど~饅頭配給始めます」みたいな話だな💢
— 秀虎 (@DFHkHMoX9WNwwt2) November 20, 2019
マイナンバー、「はい、ピッ!」じゃダメなの?
障害者は特に、年金手当てや福祉サービスの申請時、車椅子などの補装具・日常生活用具の公費申請の際に、かなりの労力と時間が掛かります。書類に障害の程度や状態、初診日などの情報をこと細かく記入しなければならず、それに同じ内容を1回だけではなく、何回も色んな書類に記入して然るべき機関の窓口の人に逐一伝えて提出するという骨が折れる作業が続きます。
障害者への福祉サービスを申請する際には、マイナンバーを絶対に書き添えなくちゃいけない決まりで、都度 役所側で照会してもらっているのだけど、わたしがどんな疾患でどの程度の障害でどんなサポートが必要なのかという情報を役所内の各セクションは一切共有していないhttps://t.co/mJjuzJHPkr
— tumor on spinal cord (@t_o_s_c_c8) November 4, 2019
あるっ!
日本の福祉は申請制だから成立してるんだなって感じる。
だからマイナンバーと障害者手帳の紐付け、やらないんじゃないかと思ってるんですよね。
今後保険証とマイナンバーを紐付けて、障害者手帳を紐付けなかったら、完全にマイナンバーは搾取のみに利用されると断定する。— ひいろ (@hii1701) February 8, 2020
これでは、当然のことながら記載漏れなどのミスが誘発され、見直しに無駄な時間がかかり、とても効率が良いとはいえません。
マイナンバー制度は、こうした煩雑な行政手続きを簡単に確実にできるようにする目的で作られたはずです。まあ、簡単にとはいえ個人情報保護などのセキュリティ万全の上ですが、一つの「マイナンバー」を窓口で伝えるだけで、バーコードリーダーのような機械で「ピッ!」っと読み取るだけで、申請作業がスムーズに進行できるようにする訳にはいかないのでしょうか。
補助を受けるために動き回るのも後ろめたさを感じてしまいますよね。
住基ネットとかマイナンバーとか、管理するならこういうの紐付けて省力化してほしいものです。— 松田鬱男@うつ病 (@Utsuo_Matsuda) February 21, 2020
「国民にポイントを〜」とのんきに言っている時間があったら、一刻も早く「マイナンバー制度」の恩恵によって便利なサービスが構築できるように努力していただきたいものです。
既に次世代携帯通信5Gの波にさえ世界から乗り遅れている日本。もうこれ以上ICT分野で遅れをとる訳にはいきません。せっかくの技術立国である日本の良さをもっと有効活用するべきです。こうしたICT時代だからこそ「マイナンバー」は活きるのです。「マイナポイント」がもらえるということよりも実際に便利なモノでなければ意味がありません。
これがマイナンバーカードの機能だ!
2020年7月ポイント
買い物でマイナポイント付与21年3月保険証、10月お薬手帳
スマホで服薬履歴や医療費情報をチェック21年分確定申告
医療費が自動表示、控除の可否も分かる。領収証の保存不要。カードの申請窓口拡大
ハローワークや税務署、病院、郵便局… pic.twitter.com/z4zMclkef2— さんきゅう倉田(元国税局職員、ワインエキスパート) (@thankyoukurata) October 29, 2019
マイナポイントとは、キャッシュレス決済サービスを使う利用者へのポイント還元に税金を投入する仕組み。マイナンバーカード取得とセット。
キャッシュレス決済サービスは都市部の豊かな人々によくされている。そういう偏りがあるので、これは消費税の逆進性をより強める政策といえます。 pic.twitter.com/HhU9aWREBQ
— 星 暁雄 (@AkioHoshi) September 3, 2019