小型船舶1級免許証発見
先日引き出しの整理をしていたら、小型船舶1級の免許証が出てきました。これ有効期限があるんですよね。期限は平成16年5月。16年もそのままにしていました。資格そのものは終身で死ぬまで有効ですが、免許証は5年に1度更新する必要があります。
船舶免許も運転免許と同じで、更新には更新講習を受ける必要があります。私の場合は「失効講習」になります。用意するものは通常は免許証と写真だけでいいのですが、私は本籍が違うので本籍地入りの住民票を取らないといけませんでした。
写真ボックスで困惑
市役所の帰りに通りにあった写真ボックスで証明写真をと思い、入ってイスに腰掛け、鏡を見て「はた」と気づきました。どんな顔したらいいんだろう? やっぱりちょっと割高でも写真館でプロに撮ってもらったほうがいいかな? 思い直して料金の返却レバーをひねりました…が…お金が戻ってきません。何度ガチャガチャやっても戻って来ません。飲まれた!?仕方ないので普段の顔つきと「思われる」顔で撮影。出てきた写真を見て「う〜ん」。
撮影したのは45ミリ×35ミリのパスポートサイズが3枚と用途不明の40ミリ×30ミリが3枚の組写真。免許証に必要なのはパスポートサイズ2枚なので1枚余ります。写真ボックスの見本を見ると、このサイズはマイナンバーカードに使えると。市役所にもう一度戻ってカードの申請用紙をもらい、一応出してみることにしました。
実は、写真が原因でカードの申請を3回蹴られているんです。たかが写真されど写真、「実物」を見たこともない人間に、人の顔をどうこう言われる筋合いはないと思うのですが。
受付で恐る恐る写真を出してみる
さて、写真の出来栄えはイマイチでしたが、もう一度攝り直しするのもアレなので、失効講習用に2枚、マイナンバーカードに1枚提出して、いよいよ5月26日失効講習を迎えました。恐る恐る写真を出すと「マスクを取ってください」と言われてマスクを外して素顔を見せると、写真を一瞥して「はい結構です」と。
無事更新講習へ
現役(免許証が有効な人)の受講者と失効受講者が同じ教室で講習を受けます。現役は1時間30分、失効者は3時間で主に衝突予防と改正された法律の講義がありました。驚いたのは機関士を乗せれば40トン未満(29メートル未満)の船も操縦できるようになったこと、4種類あった資格が2種類に統合されたこと。水上バイクは小型船舶と切り離され、私の免許では操縦できなくなったことなど、資格の合理化とは言えないややこしい状態になっていました。
私が初めて免許取ったのは41年前で、その頃は4級から3、2、1級とあり乗務できる総トン数や航行範囲が厳格に決められていたのですが、2級以下を統合しても航海範囲に制限があるので何マイル限定免許ということになるのですが、それ書くときりがないので止めておきます。
写真も無事受け付けてもらえたし、明日は体験航海といよいよ免許証の交付です。船には桜島フェリーを含めて1年半ほど乗っていないので、今から楽しみです。