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相手を知ろうとする気持ち

2016年4月1日より「障害者差別解消法」が施行され、世の中にはどのような合理的配慮(ごうりてきはいりょ)が飛び交っているのか?障がいを抱える人々はどのような合理的配慮と出会っているのか?そんな日常に潜む合理的配慮【GO!HI!(ゴーハイ!)】を紹介する当コーナーでは、当事者の日常で起こる「合理的いいね!」や「合理的じゃないね!」をお伝えしていきます。

※当コンテンツは、鹿児島を代表するローカル紙「南日本新聞」様にて2017年10月より掲載開始し、2019年7月1日(月)に掲載された紙面オリジナルコンテンツの【GO!HI!ゴーハイ的合理的配慮な日常-】をバックナンバーとしてお届けしています。

体験会

Illustration by|えりこ

学生の頃、文化祭で車いすの体験会をやっていました。

健常者の友人が、その体験談を話してくれました。車いすは思ったより操作が難しく、怖かったというのが友人の感想でした。

私たちが友人に「なぜ体験会に参加したのか」と尋ねると、「車いすに乗っている人たちの気持ちを知りたくて」と言ってくれたことが、とてもうれしかったことを覚えています。障害を持っているからだけではなく、お年寄りや子供、妊婦さんや男女の間でもその人を知ろうとする行動や気持ちはとても大切なことです。

本当のつらさ大変さは本人にしかわからないのですが、こういった行動こそが合理的配慮につながる一番の手段ではないかと思います。合理的配慮だけではなく、世界平和にもつながるかもしれませんね。

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