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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

「家の中にゴキブリが」110番通報の2割が”不急”の内容

不適切な通報が、事故や事件の通報の妨げになることも

警察庁は1月10日の「110番の日」を前に、昨年の1〜11月に全国の警察が受けた110番通報の内容をまとめ公表しました。そのうち約2割が緊急性のない通報だったようです。

”緊急ではない”110番通報

警察庁の発表によると昨年1年間に全国の警察が受けた110番通報は、前年より5万9937件少ない829万9775件。そのうち緊急性のない通報は、前年より7万9179件少ない152万4542件でした。前年に比べ減少したとはいえ、152万件もの緊急を要しない不適切な通報があるというのは驚きです。

不適切な通報の内容

  • 「救急車は何番に電話すればよいのか」といった照会・・・46.3%
  • 「信号機を設置してほしい」などの要望・相談・苦情・・・43.8%
  • イタズラなどの虚報・誤報・・・9.9%

ほかにも、「家にゴキブリがいる」「酔っ払って帰れないからパトカーで家まで送ってほしい」「今日は何日ですか」「携帯電話を機種変更したので試しにかけてみた」「子どもが言うことを聞かないので叱ってほしい」など、明らかに警察に110番通報すべきでない内容のものばかり。このような通報を受ける警察も困惑してしまいそうです。

緊急を要する通報の妨げになる可能性も

このような不適切な通報が集中してしまうと、事故や事件が発生した際の緊急を要する通報を受けられなくなる恐れがあります。事故や事件の通報は人命に関わる可能性もあるため1分1秒を争います。その通報を妨げるような質の悪い行為は許されることではありません。悪質だと判断された場合、「偽計業務妨害」や「軽犯罪法違反事件」として摘発されるそうです。

緊急を要しないものは「#9110」へ

要望や相談、苦情などのように緊急を要しないものは「警察相談専用電話(#9110)」を利用するよう呼びかけています。

全国警察署一覧で検索もできる

また、「全国警察署一覧」のウェブサイトでは、全国の警察署や交番に関する連絡先・情報を知ることができます。住んでいる地域の警察署や交番に連絡したい場合は、こちらのサイトで検索してみてください。

警察は頼りになる存在ですから、”困ったときに助けを求めたい”という人もいるかも知れませんが、警察は何でもしてくれる便利屋でも、タクシーでもありません。通報しようとしている用件が「本当に110番通報をする必要があるのか」、冷静になって考え判断しましょう。

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