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漫画からパラスポーツの世界を覗いてみる

東京パラリンピックに向け
漫画でパラスポーツに触れてみては?

パラスポーツ漫画の先駆けとして有名な『リアル』(井上雅彦著)。車いすバスケに懸ける若者の熱い青春を描いた作品です。1999年から『週刊ヤングジャンプ』で不定期に連載されていました。以前はマイナーだった車いすバスケットボールも、東京パラリンピックを9カ月後に控えた今、知っている方のほうが多いのではないかと思います。

ちなみにこの『リアル』、2019年11月28日より電子版が配信開始されています。

パラスポーツを観戦する前に、漫画でパラスポーツの世界を覗いてみるのもいいかもしれません。

単行本になったパラスポーツ漫画

最近は、パラスポーツを題材とした漫画も増えました。『ましろ日』『マーダーボール』『ブレードガール』など。この3作品は単行本にもなっています。

『ましろ日』

『ましろ日』はブラインドマラソンを題材にしています。居眠り運転の車に突っ込まれ両目の視力を失った中年男性。外に出られないどん底生活からフラインドマラソンに出逢い、伴走を行う仲間とともに這い上がっていくストーリー。

ブラインドマラソンの最も重いクラスでは伴走が必要です。伴走者とともにチームをつくりマラソンに挑戦します。ランナー、伴走者たちの個々の想いが錯綜していくさまは色々考えさせられます。

この『ましろ日』、ビッグコミックBROS.NETにて視覚障害者向け特設ページを設けています。

『マーダーボール』

車いすラグビーは、パラスポーツの中で唯一ぶつかり合いが許されている競技です。激しくぶつかり合うことから別名マーダーボール(殺人球技)といわれています。

漫画『マーダーボール』は、車いすラグビーにすべてを捧げる女子高生を軸に物語は展開していきます。日本代表に召集された実績のある倉橋香衣選手がモデルになったといわれています。

『ブレードガール 片脚のランナー』

ブレードとは競技用義足の事。『ブレードガール 片脚のランナー』は、骨肉腫で片脚を失った女子高生がブレードと義足技術者に出逢い、短距離ランナーとして成長していく物語。

『ブレードガール』は、女性漫画誌『BE LOVE』に連載されていました。少女漫画のテイストを入れながら、義足の専門的な知識も学べる…一流パラアスリートの義足を多く手掛ける義肢装具士 臼井二美男さんが監修しているという特徴もあります。

『TOKYO 2020 PARALYMPIC JUMP』

東京パラリンピックまでちょうど1000日に発売された『TOKYO 2020 PARALYMPIC JUMP』

『TOKYO 2020 PARALYMPIC JUMP』はvol.3まで発売されています。『キャプテン翼』の高橋陽一さんがブラインドサッカーの熱さを描く『ブラサカブラボー !!』や女子車いすテニスプレーヤーの第一人者である上地結衣選手のストーリー『カミジ !』、盲目の柔道家を描く『TOUGH タフ』などが連載されており、読み応えのある一冊になっています。

漫画からパラスポーツの世界を覗く

東京パラリンピックまで約9カ月。これからパラスポーツを目にする機会が増えると思います。よくわからない、障害者スポーツはなかなかとっつきにくい…そういう方は、ちょっと角度を変えて、漫画からパラスポーツの世界を覗いてみてはいかがですか?

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