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避難場所にたくさん導入してほしい!プライバシーを守るテント

プライバシーによる、精神的負担を減らしたい

台風19号で記録的な被害を受けた関東甲信越・東北地方。避難所で苦痛なのは、プライバシーが守られないこともあげられます。なかには自分の車で生活する方々もたくさんいます。ダンボールなどで仕切りを作っているところを見ますが、長野県上田市ではプライバシーを守るためのテントが導入されています。

プライバシーは大切

地震や大雨などの災害が発生したら、避難所で生活をしなければならない地域もあります。
ここで大事になってくるのがプライバシーの問題。

広い体育館などに避難された方がたくさん集まり、他人と共同で生活をしなければならないのです。

これは結構苦痛なことであり、全員が同じ生活リズムで過ごしているわけではないのです。
夜起きている人もいる、寝ている人もいるなど様々です。あとは子供たちが騒いだり、泣いたりして親が隣の方に「申し訳ございません」と謝ることもあると思います。

「いいですよ、気にしないで」と助け合って生活することが大事なのですが、避難所生活が長くなると、だんだんとストレスが溜まってきてしまって「うるさい!」と怒鳴ったりするといったトラブルになってしまうこともあるのです。

僕も避難所ではありませんが病院で長く入院していた頃があって、面識のない方と共同部屋で生活をしていたことがありました。
物音がうるさかったり、寝ているのに電気が眩しかったりなど、他の患者とトラブルになったことがあります。
避難所生活と入院生活を一緒にするのも申し訳ないのですが、他人と一緒に生活するのがどんなに苦痛なのか、本当によく分かるのです。

エコノミークラス症候群

プライバシーを避けたいために、車で過ごす方もいます。でも足をずっとおろした状態のままにしていると「エコノミークラス症候群」を起こしてしまう恐れもあります。
血液の流れが悪くなって肺の血管が詰まり、重い症状だと命の危険もあるので車での生活は注意が必要です。

イタリアでの避難所

避難所ではダンボールで仕切りを作って生活してる方々をニュースなどでよく見ます。でもダンボールだけでは、ほとんどプライバシーは守られてはいないです。どこから誰が見ているかがまったく分からないからです。

イタリアでは災害が起こると72時間以内に家族へテントやベッドやトイレ、そして食事などを支給されるのだそうです。

72時間というと3日間。この短時間ですべての被災者の方に、テントなどのプライバシーを守る大事な物が届けられて快適に過ごせるのです。これを始めて知ったときは本当に驚きました。

そして仮設トイレも1日で届き、車椅子対応の方のトイレにはスロープまでついているのです。

ファミリールーム

今回の台風19号の被害で長野県上田市では、簡易テント「ファミリールーム」を導入したことがSNSで話題になっています。

これがあれば、プライバシーによるストレスはかなり軽減されますね。メーカーには引き合いが殺到しているため、なかなか対応が取れないほどなのだそうです。

今回の台風19号の被害、そして2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震で多くの被災者の方が避難所で生活をされました。

僕は熊本に友人と親戚が住んでいます。親戚からは熊本地震の時に避難所で生活をしたという体験を聞きました。1番辛かったのがプライバシーによるストレスだったそうです。
「共同生活で一晩過ごすだけでも相当疲れた」と聞きました。

やはり自分のプライバシーが守られないというのは、想像以上に苦痛なことです。

自然災害はいつ起こるか分かりません。
ダンボールでベッドを作っている避難所もあります。
一家に1つファミリーテントを配給してもらって、1日でも早く日常生活に戻れますことを願っています。

イタリアのように即急に避難準備ができるように。そして国は無駄なことに税金を使わないで被災された方のために使ってください。

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