2016年夏、あれほど待ち遠しかったリオオリンピックが無事終わりました。なんだか本当にあっという間の1ヶ月間でしたね。連日競技の中継を見ていたせいで、オリンピック中は寝不足だった、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。現在はパラリンピックで熱戦が繰り広げられています。

次回2020年はここ、日本で東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。

国立競技場建設計画が解体され、今は白紙状態ですが……あと4年後に開催される東京五輪までに、本当に間に合うのでしょうか。

もちろん国立競技場も大事ですが、パラリンピックを開催するためにはバリアフリーの強化も重要です。点字ブロックやスロープ、音声案内などは身体に障害を抱えている選手や視覚に障害を抱えている選手には必ずなくてはなりません。

検討会で発表された、国土交通省の調査結果では次のようになっています。

 調査では、羽田空港から鉄道に乗り入れる場所において、視覚障害者用の点字ブロックがつながっていないことや、駅に障害者が使用する「多目的トイレ」の案内表示がないことなどが明らかになったという。また、障害者が利用できるエレベーターが少ないこともわかったという。

スロープなどの設置は徐々に設置しているらしいですが、点字ブロックの設置がまだまだだそうですね。同じようなことが日本国武道館でも、障害者当事者の団体であるNPO法人DPI日本会議による視察で次のように指摘されています。

 「通路の狭い部分に柱があり、混雑時は車いすの交通が難しい」「階段手すりの通路への出っ張りが危険だ」

更に日本武道館においては、歴史的建物であることもあり、内部の改修が長年に渡って行われていなかったため、非バリアフリーであることはもちろん、現在の消防法などを満たしていない部分もあります。そのために、一度改修するとなると、それらも全て一気に補修をしなければなりません。また武道館は稼働率がなんと9割超え、ということもあり、改修にかける時間も限られてくるようです。これでは、オリンピック開催を手放しで喜ぶ場合ではなさそうですね。

これらを踏まえて、パラリンピック組織委員会は新しいバリアフリーのガイドラインを作成しました。また電車などの交通公共機関、様々な施設も少しずつですがオリンピックへ向けて改修や増設を行っているようです。

五輪に向けたバリアフリーについては、HIFUMIYO TIMESでも何度か取り上げてきました。が、実際は予算や時間の都合など、様々な問題が複雑に絡んでおり、なかなか目に見えた進展というのは感じづらいかもしれません。ですが、ほんの少しずつですが、東京各所のバリアフリー化へ事態は動き出しているようです。

東京オリンピックが開催される2020年までに、バリアフリーが増えていくと、選手や観客の方々が会場まで移動しやすくなり、よりオリンピックを楽しめるのではないでしょうか。そして東京オリンピックが終わっても、建物や乗り物のバリアフリーは視覚に障害を抱えている人や、身体に障害を持っている人の移動をより楽なものにして、東京がもっともっと住みやすい街になるのではないかな、と思います。

【東京五輪】ビートルズ公演時代のままの日本武道館 バリアフリー化に法令や予算、時間の大壁(1/3ページ) – …2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場となる日本武道館(東京都千代田区)。大会組織委員会のガイドラインに基づくバリアフリー施設への改修を目指しているが、1…www.sankei.com

東京五輪“バリアフリー化”国交省が検討会|日テレNEWS24www.news24.jp

via:産経ニュース

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