2016年4月1日より「障害者差別解消法」が施行され、世の中にはどのような合理的配慮(ごうりてきはいりょ)が飛び交っているのか?障がいを抱える人々はどのような合理的配慮と出会っているのか?そんな日常に潜む合理的配慮【GO!HI!(ゴーハイ!)】を紹介する当コーナーでは、当事者の日常で起こる「合理的いいね!」や「合理的じゃないね!」をお伝えしていきます。
※当コンテンツは、鹿児島を代表するローカル紙「南日本新聞」様にて2017年10月より掲載開始し、2019年3月4日(月)に掲載された紙面オリジナルコンテンツの【GO!HI!ゴーハイ的合理的配慮な日常-】をバックナンバーとしてお届けしています。
市電
Illustration by|えりこ
わたし達は出掛けることが好きです。
3キロ以内は電動車いすで移動しますが、遠い場所、天気や体調が悪い日などは公共交通機関を利用します。なかでも市電が多いです。
先日、乗車しようと待っていると運転手と目が合ったにも関わらず、そのまま発車されてしまいました。時間厳守だった為、その日は歩いて向かうしかありませんでした。
別の日には待っていることに気付かれなかったこともあります。
市電は1時間に約2.3本走っていて利用するにはとても便利です。頻繁に利用する車いすユーザーはわたし達だけではないと思います。
車いすの人が居ないか乗るか乗らないか、運転手側で少し気にかけてもらえたら有難いなと思います。