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車いすで行く海外旅行。まずはハワイからいかがですか?

H.I.S.「バリアフリーハワイツアー」販売開始

夏といえば海。海といえばハワイ。
そんなイメージが湧いてきます。

20数年前、1度だけハワイに行ったことがありますが、あの解放感、忘れられません。

H.I.S.ユニバーサルツーリズムデスクは、2019年7月5日に「車椅子トラベラー三代達也プロデュース  車いすで行くハワイ旅行」の販売をはじめました。海外旅行に行きたいけど、なかなか一歩が踏み出せない…そんな車いすユーザーにはおすすめのツアーとのことです。

車椅子トラベラー三代達也さんとは?

車いすで行くハワイ旅行のプロデュースは、車椅子トラベラーである三代達也さんが行っています。この三代達也さん、一体何者でしょうか?

車いすでの単独世界一周を達成

三代達也さんは、茨城県日立市出身の31歳。28歳のとき、約9ヵ月間で23ヵ国42都市以上をまわり、世界一周を成し遂げたつわものです。

7月18日には、自身初の著書『No Rain,No Rainbow 一度死んだ僕の、車いす世界一周』を出されています。絶望の10年間を経て、車いす単独世界一周を果たすまでの記録だそうです。

三代さんは、車いすだからこその旅の魅力を、全国に発信されています。国内外の観光地に出向いて、バリアフリー調査やツアーの造成に携わっている H.I.S.ユニバーサルツーリズムデスクのスペシャルサポーターです。

車いすどれくらい漕げるの?

三代さんのプロフィールには、18歳のときのバイク事故により頚髄を損傷してから、車いすでの生活を送っていると書いてありました。障害のレベルは、頚髄損傷のレベル判定法である改良版Zancolli分類で「C6B2」。両手の指がほとんど動かず、二の腕も力があまりないので、車いすは専用のグローブをつけ、ハンドリムを押し込むように漕いでいるとのこと。

坂道は自分でのぼるのは難しく、手伝ってくれる人がいればお願いし、いなければ諦めるそうです。この割り切りが、世界一周を成し遂げた秘訣のひとつかもしれませんね。

車いすで行くハワイ旅行

「初めて行く海外旅行先で一番行きたい国はどこですか?」の問いに「ハワイ」と答えた車いすユーザーが59.8%と一番多かったそうです(2019年3月。H.I.S.ユニバーサルツーリズムデスクアンケート調査より)。

三代さんもはじめはハワイ

今回の旅行のプロデュースをした三代さんが、初めて行った海外旅行先もハワイ。ハワイのバリアフリー事情も知らないままの一人旅。この旅行で三代さんは、車いすユーザーである引け目を感じなかったと話しています。

人が明るい、やさしい、一人でどこでもいける、小さなバーでも車いすで入れるトイレがある…。

これを聞くと、ハワイに行きたくなりませんか?

旅行での不安を解消

先ほどのH.I.S.のアンケートの中で
「海外旅行に行く際、特に不安を感じる点は?」への回答トップ3は

  1. トイレ(64.3%)
  2. ホテルのバリアフリーの有無(51.7%)
  3. 現地のバリアフリー情報(49%)

「バリアフリーツアーに求める条件は?」に対する回答トップ3は

  1. バリアフリールーム事前確約(69.9%)
  2. リフト付き送迎車両(58%)
  3. 現地日本語ガイド(40.6%)

となっていました。

今回の車いすで行くハワイ旅行では、このアンケート結果が反映され、ツアー商品に組み込まれています。

❝海外旅行挑戦❞まずはハワイから

「車椅子トラベラー三代達也プロデュース 車いすで行くハワイ旅行」の2大ツアーポイントは、バリアフリールームの事前確約空港・ホテル間の送迎車両がスロープ付きの車両であること。

宿泊先と移動の安心を担保された、解放感あふれる海外旅行。

海外旅行初挑戦は、気候も人も「あたたかい」ハワイからスタートしてみてはいかがですか?

 

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