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リオ オリンピック・パラリンピック代表が「イチローが嫌い」と語る理由。

40歳を超えても、世界のイチローの輝きは失われない。2016年8月8日に日米通算3000千本安打を達成。これは日本のみでなくアメリカでも大いに湧いたニュースである。チームメイトに祝福され、3000本安打を放った後のベース上では、俯いたままのイチローがいた。彼は涙を浮かべていた。

イチローは現役のプロ野球選手だけでなく、違う競技のアスリートやその他多くの人たちの尊敬を集めている。現在42歳のイチロー。

これは、イチローと4人のアスリートを起用したトヨタ自動車のCMだ。

トヨタ自動車は、リオ2016オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて、イチローとリオオリンピック・パラリンピック日本代表の4選手を起用した新テレビCMを放映する。テレビCMは、同社が展開する東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた「WHAT WOWS YOU.」(この世界のすべての心にWOWをつくろう。)プロジェクトの一環として制作。イチローと、リオオリンピック日本代表の山本聖途(棒高跳び) 、リオパラリンピック日本代表の一ノ瀬メイ(水泳)、芦田創(陸上走り幅跳び)、三木拓也(車いすテニス)が登場する。

CMの中で、4人のアスリートたちは、このように「イチローが嫌いだ」と語っている。

・「イチローが嫌いだ。あの人を見ていると、限界という言葉が言い訳みたいに聞こえるから」(一ノ瀬メイ選手)

・「イチローが嫌いだ。あの人を見ていると、自分にウソがつけなくなるから」(三木拓也選手)

・「イチローが嫌いだ。あの人を見ていると、努力すら楽しまなきゃいけない気がするから」(芦田創選手)

・「イチローが嫌いだ。あの人を見ていると、どんな逆風もチャンスに見えてくるから」(山本聖途選手)

そうなのである。同じアスリートとして尊敬の念を込めてそれぞれが、「イチローが嫌いだ」と語っているのだ。僕は病気で仕事や学校に行けなかった人生を経験している。周りの健康な人が日々仕事をして頑張って成長していき、社会で活躍していく姿を目に焼き付けて、「僕も病気に負けずに頑張ろう!」と思ったことを思い出した。

イチローも同じ人間なのである。「誰でもやればできるんだ!!他人にはできて自分にできないことはない」というその心の動きを「WOW」と呼んでいる。

スポーツへ挑戦する気持ちを描くCMとなっており、上を目指し続けるイチローを尊敬する各選手の思いを「イチローが嫌いだ」という台詞で表現。イチローがひたむきにトレーニングに打ち込む姿に呼応するかのように、4人の選手が練習を重ねる姿を描き、スポーツがたくさんのWOWをくれること、自分を磨きながら一つの道を歩くことの素晴らしさを伝える。

https://youtu.be/2q9duRyaqMg

前述した4名のコメントを、ストレートに表現してみよう。

これは、スポーツだけでなく人生にも言えることではないだろうか。僕は内部疾患を抱えるため、仕事というステージから遠ざかった人生を送っていた。今は、ライターとしての一歩を歩みだしている。自分の今までの限界を超えて、自分の可能性を最大化するために。

諦めたくなるとき、ネガティブになるとき、このCMから学んだことを糧に前に進もうと思う。僕の人生にも、あなたの人生にも自分らしい「WOW」があるはずだから。

Via:http://cyclestyle.net/article/2016/08/04/39186.html

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