イチローが特別契約、動体視力の衰えは老眼?
日本でもアメリカでも、球史に残る名選手となったメジャーリーガー「イチロー」。努力の天才と称され、ストイックに肉体を作りファインプレーを重ねてきたイチローも、44歳となりました。
44歳といえば通常、誰もが老眼を感じ始める年齢です。
しかし、これまでの実績と努力を見れば、イチローなら肉体的にも精神的にもまだまだ十分現役で活躍できると、誰もが思うでしょう。
老眼の原因となる眼球の水晶体というのは、意図的に鍛えることの難しい器官です。
一時的とはいえ現役から一旦離れたイチローが、今後どのように球界に関わっていくのか。
そして、40代に差し掛かりイチローと同じく眼の衰えを感じ始めたイチローファンの私たちは、これからどのように老眼と付き合っていけばいいのでしょう。
老眼かもね。急に来るし。
イチロー44歳「動体視力の衰え」でマリナーズ特別契約 #SmartNews https://t.co/heCPgMH8jN— じらふ (@giraffe0120) 2018年5月8日
イチローと動体視力と老眼
44歳になったイチローが特別契約となった理由は「動体視力の衰え」が理由とされています。40代で動体視力の衰えと聞けば、多くの同世代は「老眼?」との疑問を抱くのではないでしょうか。
衰えさえ名誉のイチロー
野球選手としてのイチローの記録は、驚異的なものばかりです。
10年連続200本安打、1シーズン最多安打記録、日米通算世界最多安打記録など、これまでの実績は名選手とよばれるに十分なものです。
イチロー自身は現役へのこだわりが強い選手ですが、
会長付特別補佐となったことでフロント側に回ることがあったとしても、選手としてのイチローの栄光に、何ら変化はありません。
野球ファンが感じるべきこと
今季、イチローが特別契約となったことを、イチローの衰えと見る向きは少しだけあるのかもしれません。しかし、それは選手としてのプレーに限ったものです。
今後、会長付特別補佐としてフロント側に回れば、イチローは次はそちらの方面での貢献を惜しまないでしょう。
メジャーでもベテランとなったイチローのプレーを、子どものころから見て自分自身もメジャーリーガーになった選手も多く生まれました。
総合的に見れば、イチローに掛かる仕事の大きさに、衰えなど無いのではないでしょうか。
イチローの守備٩(^‿^)۶スーパーキャッチ。
44歳って普通は四十肩とか老眼で手元が見にくくなる年齢じゃろ。。 pic.twitter.com/iXEHbjHMCN— こっぺぺぺ (@HOU_04) 2018年3月31日
イチローと同世代を走る続ける人たちへ
オリックスで輝かしい実績を残し、イチローは、2001年からシアトル・マリナーズでメジャーリーガーとしてのキャリアをスタートしました。当時、彼と同じ20代として数多のスーパープレーを見守り続けてきた野球ファンも、イチローと同じく歳を重ね40代になりました。
加齢と身体の衰え
鋼の肉体を備えたイチローでさえ衰えはやってくるのですから、ごく普通に運動不足で不摂生もしてきた40代の私たちなら、なおさら衰えは感じるはずです。
加齢によるさまざまな肉体的な衰えを完全に止めることはできません。
ですが、努力することで衰えのスピードを落とすことならできます。
老眼の話
老眼は、遠くのものは比較的よく見えるのに、近い位置にある小さな文字などが読みづらくなる症状のことです。
目に入った光は、角膜、水晶体を通過し、眼球の奥にある網膜に映し出されます。
このとき、網膜でピントが合うよう水晶体は柔軟に屈折し、網膜の映像を調整します。
ところが、加齢などを原因に水晶体の屈折能力は衰え、網膜に正しく反映できなくなります。その結果、老眼は引き起こされるのです。
「近視だと老眼にならない」は誤解? 知られざる老眼の仕組みに迫る! https://t.co/80pGOQYWkd pic.twitter.com/1oQ2amLXiQ
— AERA dot. (アエラドット) (@dot_asahi_pub) 2018年4月21日
動体視力に代わる尽力
日本を代表するメジャーリーガーであるイチローは、44歳になりました。
努力の天才とも称されるイチローは、弛まぬ努力でハードトレーニング惜しまず屈強な身体を維持してきました。しかし、眼球というのは鍛えることの難しい器官です。
それに、40代なら多くの人が老眼を感じ始めて当たり前とも言えます。
肉体的にも精神的にもまだまだ現役でプレーできるはずのイチローにとって、自分の努力では防ぎ難い動体視力の衰えを理由に現役を離れるのは悔しいことでしょう。
トレーニング方法とバッティングスタイルを抜本的に見直し、視力矯正と老眼対策を行い、来年劇的に復活するイチローがみたい(願望)https://t.co/t0lX4VE8YY
— 匿名希望 (@mischoice) 2018年5月4日
でも、イチローなら自分の眼の状態もすでに正しく把握しているのではないでしょうか。それならそれで、イチローは自分に出来ることを自分の合理的判断に基づき、球団運営のために役立ててくれるはずです。
眼の衰えは老化の代表的なものですが、一生懸命頑張った証のようなものです。
むしろ誇るべきものといえるでしょう。
イチロー外野手は、これからも変わらずチームに貢献し続けてくれるにちがいありません。
オリックスから移籍した当時、自身がメジャーリーガーとして定着することに必死だったイチローは、今では広く野球界全体への貢献を見据えています。
同世代の私たちも、それぞれ自分の場所で、まだまだ活躍し続けなくてはなりません。
そしてその目標も、新社会人として必死だったころよりも、もっと視野の広いものが要求されているはずです。