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VRで発達障害の人が見ている世界を疑似体験

発達障害の人が見ている世界って?

自分以外の感覚って、理解しようと思ってもなかなか難しいですよね。例えば「聴覚過敏がある」といわれても、どれくらいの音量で、どんな音の高さで、どれだけ不快に感じるのか、正直私には想像がつきません。

発達障害の特徴のひとつとして、感覚刺激に対する反応の偏りがあります。聴覚・視覚・味覚・嗅覚・触覚・痛覚など、すべての感覚において敏感さや鈍感さが生じる方もいるそうです。

発達障害の方が経験している感覚の実体験はできませんが、疑似体験はできます。VRを使って。

VRって?

VR、最近初めて体験しました。少し遅いですかね。2016年がVR元年といわれていますので、普及しだしてから3年ぐらい経っています。感想としては、「面白いし、臨場感がある。360°見られるのがなんか不思議。時代は進んだな」そんな感じでした。

VRは、virtual reality(バーチャル・リアリティ)の略。仮想現実と訳されることが多いです。VRとは、HMD(head mounted display)というスキーのゴーグルのような専用デバイスを装着して、コンピュータで作られた仮想空間の中にいるかのような体験ができる技術のことです。

視覚過敏・聴覚過敏をVRで疑似体験

発達障害の人の一部が感じる視覚過敏や聴覚過敏は、VR体験できるそうです。

視覚過敏では、「コントラストが強くて眩しい世界」「たくさんの点がキラキラ見える世界」「色が消えてぼやけて見える世界」などを経験できるとのこと。

聴覚過敏では、「多くの人にとってはあまり気にならない音が、耐えられなくなるほど大きく感じてしまう」そんな体験などができるようです。

疑似体験することで

視覚過敏や聴覚過敏の疑似体験をVRを使って行うことで、「もしかしたら、あの人はこんな見え方してるかも」とか「なんで疲れているのかわからなかったけど、日常がこんな状態だったら疲れるのもわかる」など気づきがあるかもしれません。

もちろん、同じ感覚を持った方はいないと思うので、参考にする程度でいいと思います。あくまでも疑似体験なので「わかった!」などと思わないようにしてくださいね。

自分以外の人のことはわかりません。でも、VRを使って、なんとなくだけど、その人の持っている感覚に近づける、そんな時代になりました。

VRで疑似体験。あなたの大切な人、職場の同僚、近しい人が発達障害ならば、一度試してみるのもいいかもしれません。

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