2016年4月1日より「障害者差別解消法」が施行され、世の中にはどのような合理的配慮(ごうりてきはいりょ)が飛び交っているのか?障がいを抱える人々はどのような合理的配慮と出会っているのか?そんな日常に潜む合理的配慮【GO!HI!(ゴーハイ!)】を紹介する当コーナーでは、当事者の日常で起こる「合理的いいね!」や「合理的じゃないね!」をお伝えしていきます。
※当コンテンツは、鹿児島を代表するローカル紙「南日本新聞」様にて2017年10月より掲載開始し、2018年11月5日(月)に掲載された紙面オリジナルコンテンツの【GO!HI!ゴーハイ的合理的配慮な日常-】をバックナンバーとしてお届けしています。
展覧会の展示方法
Illustration by|えりこ
私は絵を描くことと同じくらい、芸術に触れることが大好きです。
しかし、ギャラリーには段差があるところが多く、たとえ行くことができても、低身長で車いすに乗る私は、作品がよく見ないこともしばしば。
ある展覧会で、とても楽しみにしていただけに悔しい思いに駆られました。そうしたら、一緒に行った友人が、小さな身ぶり手ぶりで作品を説明してくれて感激しました。
芸術そのものにはバリアがなく、関心がある障害者は多いです。例えば何点かは、低い位置に展示する、下に複製画を用意するなど、少しでも多くの人が楽しめる工夫をしてほしいと感じました。
きっと、車いすユーザーだけでなく、小さな子どもも楽しめるはずです。