私は真面目に働いているつもりだが、仕事を任せられても最後の締め切りぎりぎりになって、慌てて(徹夜をしたりして)仕事を終わらせたり、または毎日少しずつ準備の作業をしないといけないのにもかかわらず、準備不足のままプレゼンを行った経験がある。

「ラストスパート型」という文字を見たとき「まさに私のことだ!」と思った。

今の時期の小学生で言う、駆け込みの夏休みの宿題のようなものだろうか。

「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である」という本がある。

著者の中島聡さんの自己紹介にはこのような記載があった。

週刊アスキー、NTTの研究所を経て、マイクロソフトの日本法人、1989年には、米国マイクロソフト本社に移り、 Windows95,Internet Explorer3.0/4.0,Windows98のソフトウェア・アーキテクト(ソフトウェアの基本設計・設計思想<グラントデザイン>を生み出すプログラマー)を務めた『伝説のプログラマー』である。また、ビル・ゲイツの寵愛を受ける。

時間術について書いている「まじめに働いているのに仕事が終わらない人の特徴」という見出しに惹かれ、本を読み進めていった。

そこには、 Windows95の開発秘話や、プログラマーの仕事について、ビル・ゲイツとのこと。右クリックがどうして生まれたのか?

今では当たり前のパソコン操作に関する基礎内容から、コンピューター好きにはたまらない内容が、これでもか、これでもかと次々出てきてどんどん読み進んでいった。

時間術の本じゃなかったの?と思った方もいるだろう。ご安心を。時間術のことも、著者の中島聡さんの経験もふまえ紹介されている。

※ここから先の内容は、実際に本を読んだ後で読むことをオススメする。(本を読む楽しみを削ぎたくないため。)

中島聡さんは、仕事の仕方の結論をロケットスタート時間術と呼んでいる。

①「まずはどれくらいかかるかやってみるので、スケジュールの割り出しのために2日ください」と答えて仕事に取り掛かる(見積もりをするための調査期間をもらう)

②その2日をロケットスタート期間として使い、2日で「ほぼ完成」まで持っていく

③万が一、その2日で「ほぼ完成」までもっていけなかった場合、これを「危機的な状況」と認識してスケジュールの見直しを交渉する。 

2日間は、猛烈に仕事に取り掛かる。また、仕事のやり方を次のように述べている。

もし、期間が10日だとしたら、最初の2日を「ロケットスタート」の期間として、ここで一気にメインの仕事の8割を終わらせろ!

そして、残りの8日を「流し」の期間として、この期間にメインの仕事の残り2割とほかのこまごまとした仕事を余裕を持って終わらせる。

としている。

そして中島さんは、いろいろなプログラマーを見てきた経験からラストスパート型の人の考え方や、悪い所も指摘している。

そして「常に締め切りは守ること」を強く主張する。

また堅い話だけでなく、わかりやすく「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空の技の「界王拳(かいおうけん)」をイメージして仕事をするという集中力の話もしている。

ドラゴンボール好きには「わかるわかる」と納得のことだろう。

そのほか、昼寝の効用・朝の大切さ・予習の大切さ・複数の仕事のこなし方・英語について・仕事についてなど、盛りだくさんの内容が書かれている。

これだけ盛りだくさんの内容、この本が売れているのも納得だ。

さらに、

あなたが今日から実践すべきこと、それは夜寝る前に、明日やることのタスクリストを作ることです。これをやらなければいけないのは「絶対」です。

と、あった。

簡単なことだが、ついさぼりがちなことだ。自分も早速、取り入れようと思う。最後に本をめくった時、一度しかない人生、思い切り楽しもうぜ。という言葉が飛び込んできた。

自分の時間を上手にやりくりするということは、日常の生活をより充実させるために必要な技術。あなたも、今の時間の使い方をちょっと振り返り、時間を上手に使ってみてはどうだろうか。もっと充実した一日が待っているかもしれない。

via:HUFF POST